フォルクスワーゲンがコンパクトSUVのT-Crossをマイナーチェンジして発売。エクステリアデザインの刷新や新ボディカラーの設定、インテリアの質感向上、機能装備のバージョンアップなどを実施して訴求力をアップ。車種展開はベーシック仕様のアクティブ、上級モデルのスタイル、アクティブ志向のRラインという3グレードをラインアップ

 フォルクワーゲン ジャパンは2024年10月1日、マイナーチェンジしたコンパクトSUVのT-Cross(ティークロス)を発売した。

内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=▲フォルクスワーゲンT-Cross TSI Rライン 価格:7DCT389万5000円 全長4135×全幅1785×全高1580mm ホイールベース2550mm 車重1260kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費17.0km/リットル 写真のボディカラーは新色のグレープイエロー、『CAR and DRIVER』より 引用)

車種展開は以下の通り。

TSIアクティブ:329万9000円

TSIスタイル:359万9000円

TSI Rライン:389万5000円

内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=▲フォルクスワーゲンT-Cross TSIスタイル 価格:7DCT359万9000円 全長4140×全幅1760×全高1580mm ホイールベース2550mm 車重1260kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費17.0km/リットル 写真のボディカラーは新色のクリアブルーメタリック、『CAR and DRIVER』より 引用)

 今回の仕様変更は、エクステリアデザインの刷新や新ボディカラーの設定、インテリアの質感向上、機能装備のバージョンアップなどを図って、コンパクトSUVとしての魅力度をいっそう高めたことが特徴である。

内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=▲フォルクスワーゲンT-Cross TSIアクティブ 価格:7DCT329万9000円 全長4140×全幅1760×全高1580mm ホイールベース2550mm 車重1260kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費17.0km/リットル 写真のボディカラーは新色のキングズレッドメタリック、『CAR and DRIVER』より 引用)

 まず外装では、T-Cross初となるLEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”を採用するとともに、X字に点灯する3DデザインのLEDリアコンビネーションランプを配備して、前後ビューを先進的かつ印象的なアピアランスに仕立てたことがトピック。また、ボディカラーには新色となるグレープイエロー、クリアブルーメタリック、キングズレッドメタリックを設定し、全8色の展開とする。また、上級グレードのTSIスタイルにはオプションで落ち着いたグレー基調のデザインパッケージ〈ミストラル〉(ブラックドアミラーハウジング、デザインパッケージ専用インテリア/マットダークグラファイト塗装7J×18アルミホイール“Köln”+215/45R18タイヤ、beatsサウンドシステムを含む)を用意した。ボディサイズはTSIアクティブとTSIスタイルが全長4140×全幅1760×全高1580mm/ホイールベース2550mmに、TSI Rラインが全長4135×全幅1785×全高1580mm/ホイールベース2550mmに設定している。

内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=▲フロントマスクやリアビュー、アルミホイールのデザインを刷新して存在感をより高める、『CAR and DRIVER』より 引用)
内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=▲T-Cross初となるLEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”を採用、『CAR and DRIVER』より 引用)
内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=▲X字に点灯する3DデザインのLEDリアコンビネーションランプを配備、『CAR and DRIVER』より 引用)
内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=▲ボディカラーには新色となるグレープイエロー、クリアブルーメタリック、キングズレッドメタリックを設定し、全8色の展開とする、『CAR and DRIVER』より 引用)

 インテリアについては、ダッシュパッドにソフト素材を採用して質感を向上させたことが注目ポイント。また、フロントシートヒーターをTSIスタイルとTSI Rラインに標準で、プレミアムサウンドシステム“beatsサウンドシステム”をTSIスタイルとTSI Rラインにオプションで設定し、より快適な室内空間を創出する。運転席/助手席はTSIスタイルとTSI Rラインにスポーツコンフォートシートを装着し、TSI Rラインには“R”ロゴを入れた専用ファブリックを張った。一方、機能面に関してはVolkswagen純正インフォテイメントシステム“Ready 2 Discover”(通信モジュール内蔵、AM/FM、ワイドFM対応、ジェスチャーコントロール、コネクティビティ機能“App-Connect”)やデジタルメータークラスター“Digital Cockpit”、モバイルオンラインサービス“VW Connect”および“VW Connect Plus”、USBポート(Type-C)、スマートフォンワイヤレスチャージング、2ゾーンフルオートエアコンディショナー(運転席/助手席独立調整)&フレッシュエアフィルターなどを標準装備。Volkswagen純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”(SSDナビゲーションシステム、通信モジュール内蔵、AM/FM、ワイドFM対応、ジェスチャーコントロール、コネクティビティ機能“App-Connect”)とデジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”はオプションで選択可能としている。

内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=▲ダッシュパッドにソフト素材を採用して質感を向上。写真はTSI Rラインのインテリアで、ブラック基調の内装カラーにステンレスペダルクラスター(アクセル/ブレーキ)などを専用装備。日本導入モデルのハンドル位置は右、『CAR and DRIVER』より 引用)
内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=▲TSI Rラインは運転席/助手席にスポーツコンフォートシートを装着。“R”ロゴを入れた専用ファブリックを張る。後席は分割可倒式(スライド機能付き)、『CAR and DRIVER』より 引用)
内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=▲写真はコスミックブルーで彩ったTSIスタイルのインテリア。運転席/助手席にスポーツコンフォートシートを配備。後席は分割可倒式(スライド機能付き)。日本導入モデルのハンドル位置は右、『CAR and DRIVER』より 引用)
内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=▲TSIスタイルには専用インテリア(ダッシュパッド、専用シートファブリック)を配するデザインパッケージ〈ミストラル〉を設定、『CAR and DRIVER』より 引用)
内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=▲写真はTSIアクティブのメランジュグレー/チタンブラックのインテリア。シートには専用表皮を張る。日本導入モデルのハンドル位置は右、『CAR and DRIVER』より 引用)
内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=▲最新のVolkswagen純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”はオプションで選択可、『CAR and DRIVER』より 引用)
内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=▲ラゲッジルームは後席使用時で455リットル、後席格納時で最大1281リットルの容量を確保、『CAR and DRIVER』より 引用)

 パワートレインは基本的に従来を踏襲し、1.0TSIの999cc直列3気筒DOHC12V直噴インタークーラー付ターボエンジン(最高出力116ps/5500rpm、最大トルク200Nm/2000rpm~3500rpm)を搭載。トランスミッションには7速DSGを組み合わせて前輪を駆動する。また、先進安全運転支援システムとして同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”やアダプティブクルーズコントロール“ACC”(全車速追従機能付)、プリクラッシュブレーキシステム“Front Assist”(歩行者検知対応)を全グレードに標準で装備した。

内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=▲パワートレインには“1.0TSI”999cc直列3気筒DOHC12V直噴インタークーラー付ターボエンジン(116ps/200Nm)+7速DSGを搭載、『CAR and DRIVER』より 引用)
内外装をアップデートしたフォルクスワーゲンT-Crossが日本で発売
(画像=▲同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”を全グレードに標準装備、『CAR and DRIVER』より 引用)

文・大貫直次郎/提供元・CAR and DRIVER

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