セレッソ大阪所属の元日本代表MF清武弘嗣(32)が今月6日開催の明治安田生命J1リーグ第12節・ジュビロ磐田戦後にツイッターを更新。この一戦でチームメイトの元韓国代表GKキム・ジンヒョン(34)が脳震盪の疑いで途中交代となったことに言及している。
キム・ジンヒョンは後半終了間際にハイボールをキャッチした直後、相手選手と衝突。地面に後頭部や肩を強打していた。同選手はその後もプレーを続行したものの、ゴールキックを蹴った直後にピッチに倒れ込む。この時点でセレッソ大阪は5人の交代枠を使い切っていたものの、主審は脳震盪の疑いがあることからキム・ジンヒョンの交代を認めている。
キム・ジンヒョンの交代が認められた後、セレッソ大阪サポーターからは同選手の状態を心配するコメントがSNSを通じて寄せられているが、一部のJリーグファンから「キム・ジンヒョンは肩を痛めていたのにおかしい」、「肩を押えていたのになぜ脳震盪…」と主審の判断に対する批判や疑問の声が上がっている。ただ、日本サッカー協会(JFA)の競技規則によると、「競技者がその時(途中交代のタイミング)よりも前に診断を受けてピッチに戻った場合も含め、それ以外で脳震盪を受傷した、または疑われる時はいつでも交代可能」と定められている。
その中、今回の途中交代について元Jリーグ審判員の家本政明氏はツイッター「キム・ジンヒョン選手の交代について。危険な接触によって彼は肩と頭を地面に強打しました(映像あり)。チームドクターは脳震盪のチェックをしっかりされています(映像あり)。そして脳震盪判断は主審ではなくチームドクターです。脳震盪は本当に危険で、ぱっと見では分からないことが多いです」と自身の見解を述べている。
すると清武弘嗣が試合後、家本政明氏の投稿を引用リツイートした上で「家本さんありがとうございます。ジンヒョンはロッカーでもずっと頭が痛いと言ってました。いろいろという方もいると思いますが、肩も負傷していますし、脳震盪もあります。こうやって伝えてくれてありがとうございます」と家本政明氏に対して感謝のメッセージを残す。
つづけて「質問が多いですが、ジンヒョンは試合後すぐに病院に行きました。僕から言えるのはここまでです。何かある方はご自由に書いてもらっても構いませんが、もう僕からいう事はありません」とツイート。キム・ジンヒョンの状態を明かし、周囲で巻き起こっている議論にも言及すると、「試合後で疲れているところありがとうございます」、「ジンヒョンの無事を祈っています」というメッセージが寄せられている。
なお、キム・ジンヒョンは前節のサガン鳥栖戦で外国籍選手のJ1リーグ通算最多出場記録を更新。ジュビロ磐田戦で335試合目だった。また今回の負傷交代により、J1リーグでの連続フルタイム出場記録が「181」でストップしている。
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