LGディスプレイOLED(有機発光ダイオード)にグローバル「ゲーミングギア(Gaming gear、ビデオゲームに特化した周辺機器)」ブランドのラブコールが続いている。韓国メディア「マネートゥデイ」が報じた。(写真:OLEDゲーミングモニタ=LGディスプレイ)
LGディスプレイのOLEDだけが可能な「ベンダブル(Bendable)」技術を土台にテレビに続きゲーミングモニターでもOLEDの普及が本格化するという見通しが出ている。
グローバルゲームギアブランド「Corsair」はLGディスプレイとの協力を通じてゲーミングモニターとしては初めて画面を自由に曲げたり広げたりできる「45インチベンダブルOLEDゲーミングモニター(モデル名:ゼノンフレックス)」を今年8月、ドイツゲームスコムで公開した。
完全平面で最大800Rまで画面を曲げたり広げたりできるベンダブル機能を採用し、ユーザーが望む最適化された曲率を見つけ、ゲームへの没入感を極大化するのが特徴だ。
LG電子もIFA2022でウルトラギアゲーミングモニターの中で初めてカーブドOLEDを採用した「45GR95QE」とベンダブルOLEDゲーミングテレビのフレックスを発表した。
フレックスは視聴環境に合わせて42インチ画面を自由に曲げたり広げたりできる可変型テレビで、最大900R範囲内で計20段階で画面が曲がる程度を細かく調節することができ、ユーザーが望むだけ曲率を調節して没入感あふれるゲーム経験を楽しめるのが特徴だ。
台湾ブランドASUSはLGディスプレイのパネルを使用し、8月初めに世界初の42インチOLEDゲーミングモニターを発売したが、英国で行われた予約販売量が全て売り切れたことが分かった。
OLEDがゲーマーから脚光を浴びる理由は、鮮明で立体感のある画質、速い応答速度、広い可変周波数(40~240Hz Variable Refresh Rate)領域などの圧倒的性能でコンソールゲームや高仕様パソコンゲームを楽しむのに適しているためだ。
ゲーミングでディスプレイは非常に重要な要素の一つに挙げられる。特にIT技術に関心が高いゲーマーは、高い性能の製品に費用を惜しまない傾向があり、今後プレミアム市場に浮上する可能性が高い分野の一つだ。
ゲーミングに主に使われるノート型パソコンやモニター用OLEDパネル市場の成長傾向も急ピッチだ。グローバル市場調査機関のオムディアによると、ノート型パソコンやモニター用OLEDパネルの出荷量は、今年の約1300万台から2025年には4160万台へと3倍以上急増する見通しだ。売上規模も今年約17億ドル(約2兆ウォン、約2486億円)から2025年には56億ドル(約7兆ウォン、約8188億円)に達するものと予想した。
LGディスプレイの関係者は「全世界ゲーマーが熱狂するほどのOLEDラインナップを持続的に披露していく計画」と述べた。
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