君津の豚骨ラーメン
すいません、ラーメンが2つ続いてしまいました。実は千葉県には勝浦のタンタンメン、竹岡の竹岡式ラーメン、長柄地区のアリランラーメンという「千葉御三家ラーメン」と呼ばれるご当地ラーメンが存在しており……ここまで書いておきながら、「何故ここに出てこない豚骨ラーメンの紹介?」って思うかもしれませんが、そこは筆者の独断と偏見ということで。
君津市は、昭和40年に日本製鉄(当時は八幡製鉄)が製鉄所を作ったことにより、当時、八幡(現北九州市)から大勢の社員とその家族が移住してきたこともあり、自然と豚骨ラーメンが定着したのだとか。
筆者は若い頃、北九州にぷらっと行ったことがあり、その時に誰かの勧めで北九州小倉の「みんずラーメン」というお店に入り、そこで生まれて初めて本場の豚骨ラーメンを食た感想は「カブトムシの幼虫みたいな……」と、到底人にお勧めなどできない感想を持っておりました。
しかし、歳を重ねるとともに豚骨の味と風味に慣れていき、後になってじわりじわりとあの時のカブトムシ幼虫スープの味を思い出し、またあの味のラーメンを食べたいと思うようになっていき……。筆者にとって君津の豚骨ラーメンは、あの時の味と同じ、というワケではないのですが、何となく若かりし頃、全国を貧乏旅行していた時の記憶を思い出してしまう懐かしい味となっておりまして、年に1~2回程度ですが、この方面の釣行を利用して寄り道しています。
館山中村屋のピーナッツクリーム
館山中村屋とは、その昔セブンイレブンの中華まんや、カレーでお馴染みの新宿中村屋と袂を分かったパン屋さん。館山駅前に本店があり、館山バイパス沿いと君津に支店があります。
ここのパンはどれも美味しいのですが、筆者が毎度必ず購入するものは、(たっぷり)ピーナッツクリームぶどうパンとお土産用ピーナッツクリーム。このお店に関しては、釣りの帰り道についでに立ち寄る、ではなく、ここのピーナッツクリームを買うついでに釣りに行く、というプランにて出かけます。
なので、筆者は毎年、南房に落ちハゼ狙いで出かけるのですが、この釣行は実はついで。「遠くに出かけるのになぜイソメ30gしか持っていかないの?」と聞かれたら、理由はこれなんです。
実はなかぱん(館山中村屋の愛称)のピーナッツクリームは大人気商品で、週末はお昼過ぎには売り切れてしまい、ピーナッツクリーム入りブドウパンに限っては、大抵昼の時間帯を待たずに売り切れてしまう人気商品。船釣りとのセットで立ち寄るなら平日がいいでしょう。
孤軍奮闘の釣行ももちろん楽しいですが、グルメを交えた、のんびり釣行も悪くないですよ。
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>