目測70cmの本命を御用
水面でエラ洗いをさせないように、サオ先を水面に突っ込みつつ手前に寄せてくる。それでも何度も沖へ走られてラインを出されてしまうが、付近に障害物は見当たらない。出されたラインはまた巻けばいい。
その後も抵抗を見せるが、シーバスはエラ洗いさえかわせば勝負は早い。しっかりフッキングはできているはずなので、無理せず慎重にやり取りをしていくと、ついに抵抗を諦めたシーバスが寄ってきた。ネットを持っておらず、おとなしくなったタイミングを見計らってそっとハンドランディングをすると、体高のある魚体がずっしりと重い!
いやー、これはよく引いてくれたし最高にうれしい1匹。サイズは目測で70cmクラスのナイスコンディションだった。
記念撮影後リリース
手早く記念撮影を済ませて、元気なファイトを見せてくれたシーバスにお礼を言いつつお帰りいただいた。
時計を見ると干潮時刻の1時間前。大潮の干潮間近の時間帯で、まさかこんなシーバスと出会えるとは思ってもいなかったが、やはり着きやすいポイントにはちゃんと魚がいるんだなと感じた釣行だった。
ちなみにバチ抜けシーズン到来のはずなのだが、今回は潮回りもあってバチは見られなかった。まだ今シーズンはバチ抜けに遭遇していないため、ぜひともバチパターンでも攻略したい。
<週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年3月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。
提供元・TSURINEWS
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