オペラ座バレエ「白鳥の湖」ヌレエフ。セ=ウン・パク&ポール・マルク。
セウン、ブラーヴァ!前々回に見た時はピンと来なかったけれど、今回は、この役に最も必要な要素である腕が見事。
レティシア、マリ=アニエス、ミリアム、リュドミラには敵わないけど、十分満足できる腕の表情。
技術も素晴らしく、2幕のきれいなポワントでの長いエキリブル、3幕の前半全てドゥーブルのフエッテの安定感、重力少なめのたおやかな動き。全てがとても繊細できれい、上手だね〜。
2幕の存在感&表情が気持ち弱いのと、3幕の悪女っぷりが少し足りないけど、十分満足なオデット&オディール。
ポールは、少々手抜きがあるものの、持ち前の美しい跳躍系とエレガンスでなんとか体裁保ってる。演技は普通。パブロのロットバルト、前回の方がよかった。ちょっと演技が薄い気がする。オディールとの共犯性も少ない。
パ・ド・トロワは、揃ってガックリ、我慢の限界超えてる。どうしてこんな配役になるんだろう?もっと若い子たち抜擢して育ててほしい。知人の横の席のバレエ関係者は、顔を歪め頭を振ったそう。わかるわぁ。アントラクト中、大好きだったオペラ座元ダンサーのアレッシオと遭遇。