2021年、オーストラリアのとある機密文書が注目を集めた。それはオーストラリア国立公文書館(NAA)で公開中の、1957〜1971年までのUFOやエイリアンに関する様々な情報をまとめたレポートである。
このUFOレポートが注目されたきっかけは、海外掲示板サイト「Reddit」に立てられたトピックだ。『1970年代のオーストラリア政府のUFOレポート NAA』と題されたこのトピックには、NAAのウェブサイトから転載されたレポートの一部が投稿されている。
NAAによれば、この文書が機密解除されて一般公開されたのは2008年のことだ。文書内では米国のプロジェクトブルーブックについても触れられており、UFOの危険性と調査の必要を訴えている。
文書内には、世界各地のUFO・エイリアン目撃情報もまとめられている。その中では、マッシュルームのような形をしたUFOに、猫のような顔をした乗組員が見えたという報告が目を引く。また他にも、デンマークでは透明なヘルメットを持つ茶色い肌をした4人のハンサムな男性エイリアンが目撃されたというケースが興味深い。この事例では、目撃者もその近くにいた鳥や牛も、なぜか体が麻痺して動かなくなってしまったという。
レポートでは、この事例以外にも、エイリアン目撃者の体が麻痺してしまったというケースが複数挙げられている。例えばフランスの事例では、明るく輝く目と毛むくじゃらの胸を持つダイビングスーツを着たエイリアンが現れ、光線を撃って目撃者を麻痺させたそうだ。また別のフランスの事例でも、2人の小人型エイリアンを迎撃しようとしたところ、エイリアンから強いオレンジ色の光が放射され、目撃者はそのビームが発射されている間、体が麻痺してしまったという。
それにしてもなぜ、このレポートで取り上げられている証言はオーストラリア以外の国のものばかりなのか?
実はこれらの目撃事例は、世界的に知られるUFO研究者ジャック・ヴァレとジョーゼフ・アレン・ハイネックが収集したものなのだという。匿名の情報提供者によれば、この文書は「O.H. Turner」というオーストラリア政府職員によってまとめられたもので、その目的は政府にUFO調査プロジェクトの立ち上げと予算を請求することだったようだ。ただ、その計画が日の目を見ることはなかった。このレポートは米空軍にも送られたらしいが、なぜか不評を買い、提出した政府職員も要注意人物とされ職を失ってしまったとのことだ。
NAAのデータベースから発掘されたUFOレポートは、(表面的な情報をたどる限りは)かつてオーストラリアでUFO調査に真剣に取り組もうとした一人の役人の悲しい置き土産だったということになるのだろうか。だが、このレポートが提出されて50年以上が経ち、米国防総省のレポートによって時代は確実に変わった。今後は世界各国の政府が総力を上げ、UFOとエイリアンを調査すべきなのかもしれない。
提供元・TOCANA
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