11日、アニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系)のドラえもん役などで知られる声優・大山のぶ代さん(本名・山下羨代)の死去が報じられた。90歳だった。ネット上では悲嘆の声が相次ぎ、同作の名シーンになぞらえて追悼するコメントも上がっている。

■大山さんの訃報

同日、大山さんの所属事務所「アクターズ・セブン」が大山さんの死去を明かした。同事務所は、大山さんが先月29日に老衰のため死去したと伝えている。また、葬儀は親族のみで執り行われたとのこと。

大山さんは1957年に『名犬ラッシー』の吹き替えで声優デビュー。79年から『ドラえもん』でドラえもん役を担当。26年間演じ、2005年に交代した。

『ドラえもん』のほかには『サザエさん』(フジテレビ系)の初代磯野カツオ役など、数々の作品に出演。01年に直腸がんが発覚し、務めていた役を降板したが、10年に声優復帰。15年5月に認知症を患っていることが公表された。