株式会社丸井グループ(以下、丸井グループ)は、10月に新会社「marui unite(マルイユナイト)」を設立。老舗の小売業として知られる丸井グループですが、マルイユナイトは、デジタルプロダクトを内製で開発するテックカンパニーとなるそうです。

アプリやWebサイトを内製化しDXを推進

グループとして専門のテック組織を持つことで、グループ全体のDXを押し進めたい考えとのこと。

最初のプロジェクトとして、丸井グループのクレジットカード「エポスカード」のアプリとWebサイトの改善から始めるとしています。その後、小売事業や他のグループ会社のサービスにも範囲を広げていくそうです。

従来の開発の構造的課題を解決へ

丸井グループはこれまで、リアル店舗を通じた顧客とのつながりを重視してきたといいます。一方、人々のライフスタイルが急速にデジタル化するなか、アプリやWebサイトでの接点を一層強化する必要から、新会社設立に至ったということです。

また、従来の開発では、システムの企画・調査や要件定義、開発といったプロセスが完全な役割分担構造になっており、密な連携が取れていない状況だったといいます。独自のテック組織を持つことで、これらの課題を解決することも目指すということです。

専門人材の採用も強化

マルイユナイトでは今後、新エンジニアなどの専門人材の採用も積極的に行うといいます。

顧客接点を重視する視点に立ち、事業会社と一体となってスピーディーなサービス開発を進めていくということです。



<参照>

丸井グループがテックカンパニー「marui unite(マルイユナイト)」を設立