近年、価値観の変化や働き方の多様化もあって、若手の離職率の高さが問題となっている。離職の理由はさまざまだが、同僚がその会社で働く意欲に関係していることは多いだろう。とくに上司や先輩など目上の人の言動によって、「働きたい」という気持ちは大きく左右される。それではどのような言動をすれば、若手に良い影響を与えられるのだろうか。
理想の上司・先輩の特徴、第1位は「教え方がうまい」
ソニー生命保険株式会社が実施した「社会人1年目と2年目の意識調査」では、若手のモチベーションに影響する先輩や上司の言動をまとめている。その調査によると、若手が一緒に働きたいと思える先輩や上司の特徴として「教え方がうまい」「思いやりがある」「信頼してくれる」などが多く挙げられた。社会人としてのスキルが高いだけでなく、人間性も兼ね備えている人は後輩からの人望が厚いようだ。
とくに女性は人間性を重視する傾向にあるようで、「思いやりがある」「誰にでもわけ隔てなく接する」は男性よりも20%ほど高い。人によって態度を変えることなく、親切かつ公平に接してくれる先輩や上司を尊敬する人は多いだろう。
反対に一緒に働きたくない先輩や上司の特徴も紹介しよう。最も多くのヘイトが集まったのは「いつもイライラしている」人だ。不機嫌そうな人が職場にいるだけで雰囲気は悪くなり、余計な気を遣わなければならなくなる。「口を開けば悪口・嫌味ばかり」の人とも一緒に働きたいとは思わないだろう。そのほか「自分の間違いを認めない」「ミスの詰め方がきつい」などが挙がり、利己的な考えや経験の浅い若手への配慮に欠ける言動に、嫌悪感を示す人が多いようだ。
若手のモチベ―ションを高める/奪ってしまう言葉とは?
やる気をアップさせる先輩の台詞についてのアンケートでは、「君がいて助かった、ありがとう」「本当によく頑張った」がトップ2にランクイン。仕事ぶりを称賛してもらったり、感謝の言葉をかけられたりすることで、自分という存在を認めてもらえたように感じ、仕事への意欲が高まるようだ。「何でも相談してね」「一緒に乗り越えよう」などのセリフも、仕事への不安を払拭することに一役買っているのだろう。
一方、やる気を低下させてしまう発言について聞くと、一番言われて不快に感じる人が多かったのは「この仕事向いていないなんじゃない?」であった。働き方や適性を直接、否定されると、その仕事へのモチベーションは著しく下がってしまうだろう。ほかにも「もういいよ、別の人にお願いする」「やる気ある?」など、相手のミスを必要以上に責め立てる言葉を使うと、後輩からの信用は落ちてしまうことがわかる。「女/男だからしょうがないね」といった人をカテゴリーわけするような発言も、とくに現代では嫌悪感を示されてしまうため注意が必要だろう。
若手に限ることではないが、部下や後輩のモチベーションを高めるためには、社内の雰囲気とコミュニケーションの取り方が重要になるだろう。ちょっとしたことでも褒めることで自信につながり、ミスに対しては厳しさも必要だが、しっかりとフォローすることで「次はもっと頑張ろう」という気持ちが生まれる。自分が新人のときに先輩から言われた、嬉しかった言葉や嫌だと感じた発言を思い返しながら、部下や後輩に接していくのがよいだろう。
出典元:【ソニー生命保険株式会社/PR TIMES】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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