純正マット+社外マットの二重敷きは危険!
マットの二重敷きは、ズレや滑りの原因となります。
筆者は以前、量販店や通信販売などで見かけるビニールタイプのマットを二重敷きにしていたお客さまの車を預かり、整備のために移動していました。
車をバックで移動させる際に、ブレーキを踏むため足を動かしましたが、ビニールタイプのフロアマットがズレてしまい、ブレーキペダルを正確に踏むことができなくなったのです。
このようにマットの二重敷きは、正確なペダル操作を阻害し、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いなどを起こす危険性があるでしょう。
ブレーキ以外でも、マットのズレにより、アクセルペダルが踏み込んだ位置で引っかかってしまい、戻らない状態になるという危険な報告も多くあるようです。
汚れが気になる人はゴムやビニールでできた純正品がオススメ
国土交通省のホームページには、車のリコール、不具合情報として「フロアマットのズレや滑りが急加速に繋がり不具合を起こす」ということが記載されています。(国土交通省のフロアマットに関するホームページはこちらから)
フロアマットによる事故を起こさないために、フロアマットをしっかりと固定する、フロアマットの二重敷きは行わない、運転前にフロアマットが正しく固定されているか確認をするといったことが重要です。
子育て世代やアウトドアが趣味の人で、フロアマットの汚れが気になる場合には、ゴムやビニールでできた純正品や、またはサイズの合ったオーダーメイド品を敷くと二重敷きは不要となります。
フロアマットを購入する際には、できるだけ純正品を選びましょう。純正品に欲しい素材のものがない場合は、必ず社外品でも車種専用品を選ぶなど、しっかり固定できる商品選びが大切です。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
【関連記事】
・【新車情報カレンダー 2021~2022年】新型車デビュー・フルモデルチェンジ予想&リーク&スクープ
・運転免許証で学科試験の点数がバレる?意外と知らない免許証の見方
・今一番危険な車両盗難手口・CANインベーダーとは?仕組みと対策方法
・SNSで話題になった”渋滞吸収車”とは?迷惑運転かと思いきや「上級者だ」と絶賛
・トヨタ 次期型ノア&ヴォクシーに関する最新リーク情報すべて