メルセデス・ベンツがVクラスの商品改良を実施。内外装デザインの刷新や機能装備のバージョンアップ、AIRMATICサスペンションの採用、安全性の向上などを図って、プレミアムミニバンとしての魅力度をアップ

 メルセデス・ベンツ日本は2024年10月1日、プレミアムミニバンのVクラスの改良モデルを発表し、同日より予約受注の受付を開始した。ユーザーへの納車は本年10月上旬以降(V220dは11月下旬以降)を予定している。

プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=▲メルセデス・ベンツV220dロング 価格:975万円 全長5140×全幅1930×全高1880mm ホイールベース3200mm 車重2420kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費12.6km/リットル 写真のボディカラーは新色のアルペングレー、『CAR and DRIVER』より 引用)

車種展開は以下の通り。

V220d:940万円

V220dロング:975万円

V220dエクスクルーシブ ロング プラチナムスイート:1355万円

V220dエクストラロング:1020万円

V220dエクスクルーシブ エクストラロング ブラックスイート:1370万円

プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=▲メルセデス・ベンツV220dエクスクルーシブ ロング プラチナムスイート 価格:1355万円 全長5140×全幅1930×全高1880mm ホイールベース3200mm 車重2530kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費12.6km/リットル 写真のボディカラーは新色のカラハリゴールド、『CAR and DRIVER』より 引用)

 今回の改良は、内外装デザインの刷新や機能装備のバージョンアップ、AIRMATICサスペンションの採用、安全性の向上などを図って、プレミアムミニバンとしての訴求力をいっそう引き上げたことが特徴である。

プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=▲メルセデス・ベンツV220dエクスクルーシブ エクストラロング ブラックスイート 価格:1370万円 全長5370×全幅1930×全高1880mm ホイールベース3430mm 車重2550kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費12.6km/リットル 写真のボディカラーはオブシディアンブラック、『CAR and DRIVER』より 引用)

 まずエクステリアは、伝統と先進性を融合した新デザインに更新したことがトピックだ。フロントセクションはラジエーターグリルの大型化やマルチビームLEDを配した新デザインのヘッドライトを採用して、より存在感のあるマスクを創出。また、V220d/V220dロング/V220dエクストラロングはメルセデス・ベンツのデザインに共通する無数に散りばめられたスターパターングリルに2本のルーバーを組み込んだラジエーターグリルを、V220dエクスクルーシブ ロング プラチナムスイート/V220dエクスクルーシブ エクストラロング ブラックスイートはスリーポインテッドスターのボンネットマスコットと5本のクローム ルーバーを備えたラジエーターグリルを装備して個性を際立たせた。さらに、ヘッドライトとともにラジエーターグリルが光るイルミネーテッドラジエーターグリルをV220d/V220dロング/V220dエクストラロングのAMGラインパッケージ装着車とV220dエクスクルーシブ ロング プラチナムスイート/V220dエクスクルーシブ エクストラロング ブラックスイートに採用する。一方でリアビューに関しては、ライトカバーをクリア(透明)とし、かつブラックインサートを入れた新アレンジのフルLEDコンビネーションランプを装着。さらに、クロームのトリムストリップの上に“Mercedes-Benz”のレタリングを配して、メルセデスのプレミアムミニバンであることを強調した。足もとを飾るアルミホイールは全モデルとも新デザインで、V220dに18インチアルミホイール(R1P)を、V220dロング/V220dエクストラロングに18インチアルミホイール(R18)を、V220d/V220dロング/V220dエクストラロングのAMGラインパッケージ装着車に19インチAMGアルミホイール(R1W)を、V220dエクスクルーシブ ロング プラチナムスイート/V220dエクスクルーシブ エクストラロング ブラックスイートに19インチアルミホイール(R19)を装着。ボディカラーは新しいソリッドペイントとしてジュピターレッド、ヴィンテージブルー、アルペングレーを、メタリックペイントとしてカラハリゴールド、ソーダライトブルー、ハイテックシルバーを設定している。

プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=▲マルチビームLEDを配した新デザインのヘッドライトを採用、『CAR and DRIVER』より 引用)
プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=▲V220d/V220dロング(写真、AMGラインパッケージ装着車)/V220dエクストラロングは無数に散りばめられたスターパターングリルに2本のルーバーを組み込んだラジエーターグリルを配備、『CAR and DRIVER』より 引用)
プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=▲V220dエクスクルーシブ ロング プラチナムスイート(写真)/V220dエクスクルーシブ エクストラロング ブラックスイートはスリーポインテッドスターのボンネットマスコットと5本のクローム ルーバーを備えたラジエーターグリルを装着、『CAR and DRIVER』より 引用)
プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=▲ライトカバーをクリア(透明)とし、かつブラックインサートを入れた新アレンジのフルLEDコンビネーションランプを装備、『CAR and DRIVER』より 引用)
プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=▲クロームのトリムストリップの上に“Mercedes-Benz”のレタリングを配する、『CAR and DRIVER』より 引用)
プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=▲全モデルに新デザインのアルミホイールを装着。写真左上・18インチアルミホイール(R1P)/右上・18インチアルミホイール(R18)/左下・19インチAMGアルミホイール(R1W)/右下・19インチアルミホイール(R19)、『CAR and DRIVER』より 引用)

 インテリアについては、従来の5.5インチから12.3インチに拡大したコックピットディスプレイと、従来の10.25インチから12.3インチに拡大したうえでタッチパネル対応となったメディアディスプレイを1枚の連続したディスプレイのように配置したワイドスクリーンコックピットや、ディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のためにリムに静電容量式センサーを備えたパッドを配するとともに、ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定、さらに安全運転支援システムの設定をすべて手元で完結できる機能性を有する最新世代の本革巻きステアリングホイール(ヒーター機構付き)を新たに採用。また、室内を彩るアンビエントライトは従来の3色から64色の設定に拡大する。さらに、最新世代の対話型インフォテインメントシステム「MBUX」やMercedes me connect、デジタルルームミラー、キーレススタートなどを装備して利便性を向上させた。インテリアトリムに関しては、V220d/V220dロング/V220dエクストラロングにダークグレイオープンポアオリーブウッドルックを、V220d/V220dロング/V220dエクストラロングのAMGラインパッケージ装着車にカーボンルックを、220dエクスクルーシブ ロング プラチナムスイート/V220dエクスクルーシブ エクストラロング ブラックスイートにアルミニウムを配備している。

プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=▲12.3インチに拡大したコックピットディスプレイとタッチパネル対応メディアディスプレイを1枚の連続したディスプレイのように配置したワイドスクリーンコックピットや、リムに静電容量式センサーを備えた最新世代の本革巻きステアリングホイールを新たに採用。写真はV220dロングのブラック内装で、ダークグレイオープンポアウッドオーリブルックトリムや本革シートを標準装備。日本導入モデルのハンドル位置は右、『CAR and DRIVER』より 引用)
プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=▲V220d/V220dロング/V220dエクストラロングのAMGラインパッケージ装着車にはカーボンルックのトリムを採用。日本導入モデルのハンドル位置は右、『CAR and DRIVER』より 引用)
プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=▲後席を2座のみにして室内を広々と使ったショーファードリブン仕様にしたり、2列目と3列目をすべて取り外して荷物を積載したりと、用途に合わせてアレンジすることが可能、『CAR and DRIVER』より 引用)
プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=▲リアゲートのウィンドウ部分が開閉できる開閉式リアウィンドウを設定、『CAR and DRIVER』より 引用)

 2/2/3名乗車の3列式シートで構成するキャビン空間は、後席を2座のみにして室内を広々と使ったショーファードリブン仕様にしたり、2列目と3列目をすべて取り外して荷物を積載したりと、用途に合わせてアレンジすることが可能。安全面にも配慮し、2列目およ び3列目を含むすべてのシートに3点式シートベルトが一体化され、合わせてセンターエアバッグおよびウィンドウバッグ(リア)を全モデルに設定する。また、220dエクスクルーシブ ロング プラチナムスイート/V220dエクスクルーシブ エクストラロング ブラックスイートは、2列目にエクスクルーシブシートを標準装備。フットレストやリクライニング機能、リラクゼーション機能、シートベンチレーター(シートヒーター機能含む)、ヘッドレストクッション・レッグレスト・フットレストのサポート、折りたたみ式テーブルを備えるとともに、カップホルダー、USB-Cポート、スマートフォン用のトレイを組み込んで使い勝手を高めた。シート表皮はV220d/V220dロング/V220dエクストラロングに本革、220dエクスクルーシブ ロング プラチナムスイート/V220dエクスクルーシブ エクストラロング ブラックスイートにナッパレザーの本革を採用。内装色およびシートカラーは220d/V220dロング/V220dエクストラロング/220dエクスクルーシブ ロング プラチナムスイートにブラックとベージュ、V220dエクスクルーシブ エクストラロング ブラックスイートにブラックのみを設定している。

プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=▲220dエクスクルーシブ ロング プラチナムスイートにはアルミニウムのインテリアトリムを配備。内装色はブラックとベージュ(写真)を設定。日本導入モデルのハンドル位置は右、『CAR and DRIVER』より 引用)
プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=▲2列目にはエクスクルーシブシートを装着。シート表皮はナッパレザーの本革、『CAR and DRIVER』より 引用)
プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=▲V220dエクスクルーシブ エクストラロング ブラックスイートにはアルミニウムのインテリアトリムを装備。内装色はブラックのみの設定。日本導入モデルのハンドル位置は右、『CAR and DRIVER』より 引用)
プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=▲2列目にはエクスクルーシブシートを配備。シート表皮にはナッパレザーの本革を張る、『CAR and DRIVER』より 引用)

 パワートレインは基本的に従来と共通で、“OM654”1949cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力163ps/3800~4400rpm、最大トルク380Nm/1600~2400rpm)+9G-TRONIC(電子制御9速AT)を搭載して後輪を駆動(FR)。足回りにはV220dに従来から踏襲する熟成の「AGILITY CONTROLサスペンション」を、そのほかの4モデルには走行状況や車速に応じて最適な車高を維持する「AIRMATICサスペンション」を新たに組み込んでいる。

プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=▲パワーユニットには“OM654”1949cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(163ps/380Nm)を搭載、『CAR and DRIVER』より 引用)
プレミアムミニバンのメルセデス・ベンツ・Vクラスが内外装をアップデートして日本上陸
(画像=▲V220dを除いた全モデルに「AIRMATICサスペンション」を新採用、『CAR and DRIVER』より 引用)

提供元・CAR and DRIVER

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