伊東純也 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、日本時間10月11日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選でサウジアラビア代表と対戦。前回対戦時、MF伊東純也(スタッド・ランス)のSNS投稿に誹謗中傷や侮辱メッセージが多く寄せられていただけに、今回も日本代表選手の被害に遭う可能性が心配される。

 カタールW杯最終予選で4試合つづけてゴールを奪うなど、攻撃陣の中心選手として活躍していた伊東。2022年1月27日の中国戦でも、自らのゴールでチームを勝利に導くと、試合後にインスタグラムを更新。「中国戦勝利!!3戦連続ゴールは自分でもびっくりです。チームの勝ちに貢献できるよう次も頑張ります!!あと3試合みんなの力で勝ちましょう!応援よろしくお願いします!!」と、ファン・サポーターに呼びかけていた。

 すると2月1日のサウジアラビア戦を前に、同選手のSNS投稿にアラビア語の誹謗中傷メッセージが多数殺到。「神がお前の足を怪我させるだろうな」といった過激なコメントが見受けられるほか、サウジアラビアのサポーターと思われるSNSユーザーが中指を立てる絵文字を大量に送り付けていた。

 また2021年10月8日に敵地で行われたサウジアラビア戦でも、同国代表サポーターによる問題行為が発生。この一戦では日本が0-1で敗れているが、試合後にDF吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー)がピッチサイドでフラッシュインタビューに対応する際、サポーターから嘲笑されたり、差別的な発言を浴びていた。

 サウジアラビアとのアウェイゲームで、過去3度いずれも0-1で敗れている日本。試合展開や結果次第では、吉田や伊東のようにサウジアラビア代表サポーターから侮辱行為や誹謗中傷の被害に遭う可能性が考えられる。