■ハードオフ担当者も「滅多に起きない」

違法入手したソフトが正常にプレイできないよう企業側が仕込んだ、通称「割れ対策」というコピープロテクトが存在する。

現在では「ゲームが起動しない」「特定場面でフリーズする」といったほか、「同じ場面でループする」などユニークなパターンが存在するため、そうした動画を見て「割れ対策」(および「割れ」という概念)を知った読者も少なくないだろう。

だが、言わば「割れ対策」の黎明期にあったSFC時代においてはより直接的な、異変が起きていると即座に分かる「警告」画面が表示されたのだ。さらに、なぜかこの画面はルールを破った場合だけでなく、ソフト側の「端子」が問題となって発生するケースも確認されている。

そのため幼い時分、何も悪いことをしていないのに、ゲームを起動したら謎の「警告」が表示され、トラウマになった…というプレイヤーも少なからず存在するのだ。日本語だけでなく、英語でも警告が表示されている辺りも「何かとんでもないことをしてしまったんだ…」と、不安を掻き立てる要素と言えるだろう。

今回の事象について、中古ゲームのプロでもあるハードオフ担当者は「カセットの接触が原因と考えられておりますが、滅多に起きない現象のため、社内でも詳しいことは分かっていないのが現状でございます」と前置き。

その上で、「カセットを奥までしっかり差し込む、接触面を掃除する、など接触の改善が解決方法となります」と、遭遇時の対応について解説してくれた。

ハードオフで買ったスーファミ、画面いっぱいの異変にゾッとするも… その正体が「みんなのトラウマ」と判明
(画像=『Sirabee』より引用)

さらにこちらの事象、今回のポスト投稿の写真にもあった『スーパードンキーコング2』のカセットを起動した際に見られるケースがあるそうだ。歴史に名を残す名作ゲームなだけに、「見たことがある」という声が少なからず寄せられていたのも納得である。

文字通り「眠っていた」往年の名作をプレイする際は、こうした現象が見られるケースに注意しよう。