断熱壁面やダブルガラスを使用して、屋上や敷地にはソーラーパネルがあり、かなりの光熱費が節約できているとのことです。

同じような断熱建物、既存の寿命が充分にある建物は屋上の断熱と、サッシの窓だけでもダブルガラスのものに替え、ソーラーパネルを設置すべきです。アルミサッシを全交換するとコストがかさむので、交換せずに何らかの改善策を行うべきです。

ソーラーパネル用の蓄電池はコストがかかるので、例えば潜水艦で不要となった電池を流用してはどうでしょうか。潜水艦では不要になっても蓄電効果はあるし、そのまま廃棄すると金がかかります。再利用を装備庁で研究してはどうでしょうか。戦闘用パワードスーツみたいな胡乱な研究より遥かにマシです。

施設を集約化し、断熱化をすれば防衛省や自衛隊で使用する電気やガスなどは劇的に減るでしょう。エアコンの数も減らせるはずです。これは経済安保上必要だと思います。そのような取り組みが全省庁、民間にまで広がれば日本全体として輸入するエネルギーをかなり減らせると思います。また有事の際に送電が止まった場合にも有利です。

この話は河野太郎氏が大臣のときにお話しましたが、実現はしませんでしたが、後にサッシ業界の方と雑談していたときに河野氏がサッシ業界にネジを巻いて多忙となったと聞いております。

防衛費が今後削減された場合、このようにエネルギーに対する支出を減らせることは防衛省や自衛隊にとって大きなメリットだと思います。また隊員の生活や勤務環境の改善にもなり、募集や中途離職の低減にも有用だと思います。

Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。

防衛省、ベトナムに「資材運搬車」を提供 「軍オタ」が歪める防衛議論(前編) 「軍オタ」が歪める防衛議論(後編)

European Security & Defenceに寄稿しました。 JGSDF calls for numerous AFVs within Japanese MoD’s largest ever budget request