HONDA ゴールドウイングの車種プロフィール

今回紹介する「ゴールドウイング」は、2018年に発売された水冷4ストローク・6気筒の1800ccエンジンを搭載する大型プレミアムツアラー。1975年に初代が登場して以来、このモデルで6代目となる。バイクとしては非常に希有なダブルウィッシュボーンサスペンションをフロントに搭載し、居住性の向上とマスの集中化を追求。先代モデルと比較して38kgもの軽量化にも貢献し、巨体ながらも取り回しの良さが大幅にアップしている。トランスミッションは6速マニュアルと、3世代目までアップデートされた7速デュアルクラッチトランスミッション(以下DCT)を装備。微速前後進機能を新たに採用して、低速時のコントロール性を向上させている。

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バイクインプレ

車両の特徴

車体サイズは全長が2575ミリ、全幅905ミリ、全高1430ミリ、シート高745ミリ、ホイールベースは1695ミリで、車両重量は383kgとなっている。(数値はすべてDCT仕様車)
キャスター角は30.30度、フロント130/70-18インチ、リア200/55-16インチのタイヤサイズを採用。前後ともにキャストホイールにチューブレスタイヤを装着している。

エンジンは水冷4ストロークOHCの水平対向6気筒。ボアストロークは73.0ミリ×73.0ミリのストローク。圧縮比は10.5で最高出力は126馬力/5500回転、最大トルクは170Nm/4500回転。燃料供給はフューエルインジェクションで、トランスミッションはマニュアル6速仕様とDCT7速仕様を用意。

走り

新設計のダブルウィッシュボーンフロントサスペンションが素晴らし過ぎる!

今回試乗したのは最上級グレードの7速DCTとエアバッグを搭載したモデル。この6代目モデルから新たに二輪車用ダブルウィッシュボーンフロントサスペンションを搭載しているのだが、恐ろしいほどにサスペンションの動きが良い。一般的なテレスコピックフロントフォークと比べてもフリクションをほとんど感じさせないような、軽やかな動きがこのサスペンションの大きな特徴ではないか。少々バンピーなワインディングを走っても突き上げるような感覚はなく、フロントタイヤが舐めるように路面をトレースしてくれるので、安心して走り続けることができる。また、後席にパッセンジャーが乗車してもハンドリングや車体の挙動にほとんど影響がなく、この傾向は先代モデルにも感じられたが、今モデルではそれが数段優れているように感じられるのは大きな進化と言えよう。

7速DCTは切り替え時のショックがほとんど感じられないほどシームレス

そして、アップデートされたDCTもギアの段数が7段になり、変速のタイミングがこれまで以上にスムーズになっていて、ギアが切り替わるタイミングではショックをほぼ感じられないほどソフトだ。コーナーから抜けて立ち上がる場所が上り坂だったとすると、少しアクセルを開けてやるだけでDCTが瞬時に察知してキックダウンし、すぐに加速状態に持ち込める。このような芸当をシームレスにこなす辺りは、ライダーの意思をくみ取ってくれるアシストプログラムが相当進化しているからだろう。さらに、微速前後進機能が新たに加えられ、駐車やUターンでの細かな切り返しをする際にも、これだけの巨体をそれほど苦労することなく取り回せるのはかなりの武器になるはずだ。