憧れのアフリカでサファリに行ったりビーチでのんびりしたり...と非日常を楽しむのも素敵ですが、近くでのんびりしたり忘れたものを買い足したり、というのも必要ですよね。
今回は外国人に人気のマサキエリアをご紹介します。(以下の情報は全て、2023年8月10日現在のものになります。)
マサキってどこ?
タンザニアの首都は国の中心あたりにある、ドドマ(Dodoma)という都市です。政治の中心地となっていますが、一番商業が発展しているのは港町のダルエスサラーム(Dar es salaam)です。ダルエスサラームは旧首都で、ほとんどの大使館もこの都市に位置しています。港に接しているので輸出業も盛ん、国際空港もあるので外国人も多い所です。
今回ご紹介するマサキ(Masaki)という区域ですが、ダルエスサラーム市内の真ん中上あたり、三方をインド洋に囲まれたムササニ半島をマサキと呼んでいます。海が近く幾つかのビーチもあり、外国人向けの安全なホテル、オシャレなカフェ、観光客用のお土産店など、外国からのお客さんが楽しめるエリアです。
観光客だけでなく、タンザニアに在住する外国人が住む場所でもあります。実際外国人がオーナーのオフィスもたくさんあり、マサキエリアのレストランやカフェやスーパーマーケットは、彼らの普段使いのお店なのです。Googleマップでマサキのお店をチェックすると、タンザニアに住んでいる外国の方たちの口コミを多く見つけることができます。
マサキの特徴は外国人に特化していること!基本タンザニアはスワヒリ語しか話せない人が多いのですが、マサキはどのお店も英語が通じるといって過言ではありません。「地元の言語がわからなくて不安...」という心配をしなくていいのです。地元の人は気さくな方ばかりなので、「カタコトの英語で嫌がられないかな?」という心細さも感じず楽しめます。
また、クレジットカードを使えるお店が多いのも嬉しいところ。ローカルのお店ではどうしても現金オンリーになりがちですが、マサキでは現金をたくさん持ち歩かなくていいという利点があります。タンザニアで一番額が大きい紙幣は一万シリング札、日本円にして約580円(2023年8月上旬現在)。ということは日本円で1万円を持ち歩くとすると、17枚ものお札でお財布はパンパンになりがち。カード1枚だと楽ですよね。
マサキのおすすめスポット
それでは筆者の独断と偏見で選んだ、マサキのおすすめスポットをご紹介させていただきます!
コロセウムホテル(Colosseum Hotel and fitness club)
地元でも有名なこのホテルは、満足度の高い4つ星です。中にあるカフェもゆったり過ごせる落ち着いた雰囲気で人気です。今回おすすめしたいのはこの中にあるジムとプールです。宿泊客でなくとも利用できるので、ちょっと運動したいなーと思ったらこちらに行くと手軽に楽しめます。公式サイトによると1日パスは大人38,250シリング(約2,200円)ですが、行く前にご自分でよくご確認ください。
オーキッドカフェ(Orchid café)
朝活におすすめなのがこの素敵なカフェ。朝8時からオープンしていて、美味しいブレックファーストが楽しめます。ここは外国人の間でも評判が良く、特に苦味と酸味の程よいしっかりした味のコーヒーが人気です。英国風朝食プレートにはサラダ、パン、ソーセージ、卵などが付いて15,000シリング(約870円)。私が好きなパンケーキは苺とホイップクリームが付いて12,000シリング(約700円)です。
シークリフ(Sea Cliff)
ムササニ半島の先端に近い場所にあるエリア。ホテルを中心に、可愛らしいショップが並ぶ小さなショッピングモールがあります。特にホテル内にあるカランベジカフェ(Karambezi Café)では、目の前に広がる海を見ながらお食事でき、地元の外国人に人気なスポットです。中華料理を楽しめるレストランも近くにあり、色んな楽しみ方ができます。
コモノヤ ジャパン(KOMONOYA JAPAN)
こちらは去年オープンした日本の百均です。ワッツの海外ブランド名で、サイトによると現在世界の20カ国以上で出店されているそう。和を想わせる玄関をくぐると、中はまさに日本と同じ100円均一ショップの姿が。1つ6,000シリング(約350円)と百均にしては割高ですが、日本から持ってき忘れたものの補充にピッタリなお店です。地元の物に比べるとやはり質がよいです。地元の富裕層や外国人に人気があります。
ショッパーズプラザ(Shoppers Plaza Masaki)
インド人の経営するスーパーマーケットです。外国人で知らない者はいないと言っていいほど有名で、市内には4店舗展開されています。外国からの輸入品を広く取り扱っていて、南アフリカ、ヨーロッパ、中東、アジア、アメリカ...と、揃わないものはないのではと思ってしまう品数の多さがウリです。生鮮食品や菓子パンケーキなどその場で調理されたものはあまり美味しくないのが欠点ですが、日常使いできるスーパーです。
スリップウェイ
半島の左側のビーチ沿いにあるショッピングモールです。ホテルも併設されていて、オープンテラスのあるオシャレなカフェテリアでゆったり過ごすこともできます。タイ料理などのアジア系レストランもあるので、エスニックを味わいたい時にいいかもしれません。海を見ながらショッピングやカフェを楽しめます。地元のお土産屋さんエリアもあるので、タンザニア土産をここで全て調達することも可能です。
半島超市/ペニンスラ スーパー(バンダオ チャオシー/ Peninsula Supermarket)
マサキのちょっと外れた所にある、中華スーパーマーケットです。色んな中華食材や菓子パンなどが売っています。地元ではあまり大っぴらに見られない、豚肉も切り売りしています。もし自炊できるドミトリーなどでお過ごしでしたら、こちらで食材を買うのもおすすめです。ネギやニラなど、日本でもお馴染みの野菜を手に入れることもできます。