車内を広く使うためのアイデア＆アイテムとは
以下で、快適な車中泊を楽しむために筆者が現在行っている工夫や取り入れているアイテム、今後取り入れたいと思っているアイテムなどをご紹介していきます。
車内の狭さ解消法1.「荷物」をできるだけ減らす
車内の狭さを解消するための1番のポイントは、「荷物をできるだけ減らす」ということ。
収納スペースに入りきらない荷物は、車内のスペースを圧迫して、「狭い」と感じる原因となってしまいます。
季節外の寝具や衣服、使う予定のない調理器具など「今回の車中泊では使わない」というアイテムは、思い切ってクルマから降ろしてしまいましょう。
荷物が多すぎると、ベッドを展開する際や車内をフルフラットにする際にも、いちいち荷物を片付けたり、移動する必要が出てきてしまいます。
収納スペースに入り切るだけの荷物に厳選することで、眠くなったらすぐに横になれたり、車内の移動もスムーズになるなど、ストレスを大幅に軽減することができますよ。
車内の狭さ解消法2.「バン」や「ワゴン」などの大きな車両を使う
できるだけ広い車内でストレスなく車中泊を楽しみたいという方は、商用バンやワゴンといった大きな車両を選びましょう。
最近では軽自動車をカスタマイズした「軽キャン」など、小型の車両での車中泊が人気となっています。
しかし、小型の車両は車内空間も狭く、寝る際にベッド展開が必要となったり、収納スペースが限られてしまったりと制限が多いのが現実です。
その狭い車内を有効に使ったり、工夫を重ねることももちろん楽しいのですが、車内の広さではバンやワゴンといった大きなクルマには敵いません。
車中泊の際、車内空間にある程度ゆとりのある大きめの車両を使用することで、狭さによるストレスをある程度解消することが可能になるんですよ。
筆者が普段車中泊に使用しているクルマも、ロングタイプのバンをベースにしています。
DIYで大人2人が寝られるベッドを常設し、ベッド下をすべて収納スペースにしたことで、車内でゆったりと過ごすことができています。
これから車中泊用に車両の購入を考えている方は、車内スペースのこともしっかりと考慮し、自分の使い方に合ったサイズのクルマを選ぶようにしてくださいね。
車内の狭さ解消法3.多すぎる荷物は車外へ！「ルーフボックス」等を使う
どうしても荷物が減らせない、持っていきたい物がたくさんあるという方には、ルーフボックスを使用するのがおすすめです。
ルーフボックスを使えば、車中泊で使うアイテムを車外のボックス内に入れることが可能になり、収納力が格段にアップします。
軽バンなど、運転席や助手席のシートを倒して寝る場合は、就寝時の荷物の置き場所に困ることもあると思います。
寝る際にルーフボックスに荷物を移動させることができれば、広々とした車内でぐっすりと眠ることが可能になるんですよ。
ただし、荷物の出し入れが気軽にできなくなるため、頻繁に使うものは車内に残し、使用頻度の低いものをボックスに入れるなど、ある程度の工夫は必要になります。
また、ルーフボックスをつけた分車高が高くなるため、高さ制限のある駐車場をよく利用する方は、高さに問題がないかを事前にチェックしてくださいね。
車内の狭さ解消法4.「天井ネット」「シートバックポケット」などの収納アイテムを使う
車内で長い時間を過ごす車中泊では、タオルやティッシュ、スマートフォンや充電器など、必要なアイテムの置き場所も問題になってきます。
あちこちに散らばっていると車内が狭く感じられてしまいますし、どこに置いたかわからなくなり何度も探したりと、ストレスにも繋がってしまいます。
こういった小物の収納には、「天井ネット」や「シートバックポケット」など、座席裏や天井などに取り付けるタイプの収納アイテムを使うのがおすすめです。
座席裏や天井といったデッドスポットを使うため、車内のスペースを潰さずに収納が増やせるのもポイントです。
細々とした車中泊アイテムを天井などに収納することで、車内を広々と使うことができますよ。
車種によっては、車体に穴を開けずに取り付けられる天井収納アイテムも販売されているので、ぜひネットなどで探してみてくださいね。
車内の狭さ解消法5.「キャンプ場」を利用して寝る時間以外を屋外で過ごす
「大きめの車種に買い替える予定もないし、荷物も減らせない」、という方におすすめなのは、車中泊場所としてオートキャンプ場などを利用する方法です。
寝る時間以外を屋外で過ごせば、必要以上に車内の狭さを感じることもありません。
クルマに積んであるチェアやテーブルなども車外に出してしまい、車内の荷物が少ない状態にして眠ることも可能です。
車中泊だからといって、ずっと車内で過ごさないといけないわけではないのです。
クルマの外の空間を有効に使うことで、車内の狭さを感じる時間を少なくしてくださいね。
車中泊スポットの多くは車外に椅子やテーブルを出すことは禁止されていますが、キャンプ場なら、決められたスペース内であれば自由に使うことができます。
車外スペースで食事を取ったり、会話を楽しんだり、本を読んで過ごしたり。
リモートワークも屋外で済ませることができるんです。
キャンプ場以外の場所で車中泊をする場合でも、日中は周辺のカフェや公園を利用するなど、車外で過ごす時間を増やしてみてくださいね。
少しの工夫でストレス無し！快適な車中泊は実現可能です
今回は、車内の狭さを解消するアイデアを5つご紹介しました。
車中泊は「狭い車内で過ごす」というイメージが強いかもしれませんが、荷物を減らしたり、車外を活用することで、ストレスを感じず、楽しく快適に過ごすことが可能になります。
ぜひ、今回のアイデアを取り入れて、みなさんも快適な車中泊を楽しんでくださいね。
ライター：haru.
文・MOBY編集部／提供元・MOBY
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