また成績のつけかたにおいては、人間の主観を配するためにAIを用いました。
このAIは膨大な量の文章を分析し、単語間の意味がどれくらい離れているかを学習し、テスト結果を100点満点で数値化することが可能です。
なおAIはかなり優秀であり「犬」と「猫」の組み合わせよりも「犬」と「本」の組み合わせのほうが意味が離れていると判断できます。
新たな単語選びテストはどの程度、自由な発想に重きを置くタイプの創造性を正確に数値化できたのでしょうか?
意味の遠い単語選びテストは創造性の高い人を的確に見抜ける
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意味の遠い単語選びは、創造性をどれだけ正確に測れるのか?
研究者たちは8000人の参加者に「意味の遠い単語選び」(DAT)をしてもらうと同時に、既存の創造性を測定する複数のテストを受けてもらいました。
結果、意味の遠い単語を選ぶ能力が高い人ほど、既存の創造性測定テストの成績が高いことが判明します。
また「意味の遠い単語選び(DAT)」の成績は、既存の成績のばらつきが大きな創造性測定テストよりも精度が12倍優れていることが判明します。
創造性測定テストの受け方

今回の研究により、自由な条件での創造性(発散的思考)の高さを正確に測定する方法が判明しました。
研究者たちは今後、この新たな「意味の遠い単語選び」(DAT)を研究者や新入社員の採用試験に取り入れることで、創造性の高い人材を確保できると述べています。
なお現在DATはネット上に公開されており、誰でも自分の創造性の高さを確かめられるようになっています。
もし我こそは創造性の塊だという人がいれば、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。
利用するにはまず下記のリンクのページに飛びます。
https://www.datcreativity.com/task?
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