相場の変動にかかわらず、低リスクで18万円分のポイント還元が得られる。メガバンクの定期預金金利がおよそ0.002%であることを考えると、1%の還元率がいかに高いものであるかわかるだろう。
これに購入した投資信託の運用益が加わるため、さらに大きな利益を得られる可能性があるのだ。
クレカ投資の注意点
低リスクで利益を得やすいクレカ投資は有望な選択肢だ。だが、注意すべき点もある。主に2点だ。
注意点1:ポイント還元率が改悪される可能性がある
1つ目の注意点はクレカ会社のルールが変わり、ポイント還元率が減少する可能性があることだ。ポイント還元はあくまでもクレカ会社の施策の一つであり、経営状況によってルールが変更されることは大いにありうることだ。
注意点2:投資信託が元本割れする可能性がある
2つ目の注意点は、投資信託が元本保証の商品ではないことだ。商品の種類・相場の状況・為替レートなど、さまざまな事柄が要因となって金融商品の価格は変動する。
購入した投資信託が大幅に値下がりする可能性があるため、元本割れするリスクも十分に考慮しなければならならない。
投資は余剰資金で行おう
クレカ投資は低いリスクでポイント還元分の利益が得られるため、有力な投資手段の一つだ。しかし、ポイントを得たいがために無理な投資をするのは禁物だ。まして、借入れをしてまでクレカ投資をするのは本末転倒だ。
投資はあくまでも余剰資金で行うものであり、余剰資金の活用法の一つとしてクレカ投資を考えるのが順当である。
文・馬場正裕(ファイナンシャル・プランナー)
高校教師・学習塾・予備校の講師を経て、現在は金融・保険などのマネー系Webライターとして活動中。主に、金融メディア、SDGsメディア、教育メディアに出稿している。
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