■それにしてもこの男、ノリノリである

写真を見る限り、ハンドルの右クリップに夥しいガムが付いているが、ダンテはこれをやんわり否定。「(ハンドル)全部に付いてます。左側のガムは6年ぐらい経ってるので、黒くなってます」と、とんでもない爆弾を投下してきたのだ。

14万円もするという電動自転車にガムを貼った経緯については「焼肉屋でもらったガムを、無意識に貼り始めたからです!」「あと自転車をよく盗まれてて、東京だと鍵をかけても盗まれるし、家のガレージに入れても盗まれて、怒りが収まらなかったことも影響していると思います!」と、元気いっぱいな回答が。

ここまでの時点で既に、ヘビー級ボクサーのストレートを数発受けたような感覚があるが、ダンテにとってはジャブに過ぎない。

職質を受けた経緯については、「朝のジム帰りに止められて、しょっちゅう職質されるので覚えてもらおうと思い、『このハンドルに付いてるの、僕のDNAです』って伝えたら『えっ?』って聞き返されたので、『僕が噛んだガムが付いてるんで、僕のチャリですよ』って伝えたら『へー』って感じで、そっけない対応をされました!」と語っており、警察官のリアクションに不満を感じている様子。

そこで「ガム付けてるお陰で、一度も盗まれたことないんですよ!」とその利点を力説するも、警察官は苦笑いだったという。