古橋亨梧 写真:Getty Images

 セルティック所属FW古橋亨梧は、10月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の日本代表に招集されず。10月6日開催のスコットランド1部リーグ第7節ロス・カウンティ戦でスタメン落ちとなっただけに、所属クラブでも問題を抱える可能性があるという。

 2024年8月以降、マンチェスター・シティ移籍の可能性が報じられている古橋は、今季ここまでリーグ戦7試合の出場で3ゴール2アシストと好調ぶりをアピール。しかし、10月2日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ボルシア・ドルトムント戦ではボールタッチ12回と存在感を発揮できず、チームも1-7で敗れている。

 すると、ブレンダン・ロジャーズ監督はロス・カウンティ戦で古橋ではなくFWアダム・イダを先発起用。そのイダはゴールこそなかったものの、強靭なフィジカルを活かしたプレーで決定機を演出。チームの勝利に貢献している。

 古橋の起用法については、セルティックの専門サイト『67 Hail Hail』が9月末に「古橋とイダによるレギュラー論争は、今後数週間で活発になる」と予想。「イダは調子を上げており、今後は中心的な役割を担うことが期待される」などと、イダが古橋からレギュラーを奪う可能性に触れていた。

 すると『セルティックブログ』は6日、ロス・カウンティ戦での起用法を受けて「ロジャーズ監督はイダのスタメン起用が正しいことを証明した。ロス・カウンティのような堅いチームには、古橋よりもイダの方が効果的だ」とリポート。

 「より拮抗した試合で、彼の素早いプレー判断と鋭い足元のボールさばきが相手ディフェンダーを疲弊させる」と古橋を称えたものの、「ロジャーズ監督は対戦相手に応じて、イダと古橋を使い分けるだろう」などと、日本人ストライカーのプレー時間減少を予想している。日本代表に招集されないことで注目を浴びている古橋だが、セルティックで出場機会を減らすとなれば、代表復帰から遠ざかることは間違いなさそうだ。