バイエルン・ミュンヘン所属の日本代表DF伊藤洋輝が復帰にむけて前進するなか、チームメイトの韓国代表DFキム・ミンジェが10月6日開催のブンデスリーガ第6節アイントラハト・フランクフルト戦で低調なパフォーマンスを露呈。韓国国内の論調を覆す結果となっている。
2024年夏にバイエルンへ完全移籍した伊藤は、7月末のプレシーズンマッチで中足骨を骨折。長期離脱を余儀なくされたが、9月末からグラウンドでのトレーニングを再開。ドイツ紙『TZ』は、同選手の復帰時期を「10月の代表ウィーク明け」と予想している。
伊藤がセンターバックでキム・ミンジェとポジション争いを繰り広げる可能性もあるだけに、日本代表DFの復帰報道を受けて、韓国では両選手の比較が盛んに。韓国メディア『FMコリア』のネット掲示板では「伊藤が復帰しても、キム・ミンジェの控え」「伊藤よりもキム・ミンジェの方が良い」といったコメントが投稿されていた。
しかしキム・ミンジェはフランクフルト戦で先制ゴールをマークも3失点。ドイツメディア『AZ』は「彼はボールをコントロールできず、守備でも不安を抱えている。ゴールを決めたとはいえ、(チーム内の序列は)後退している」と厳しい評価を与えている。
今季も守備面で不安定さが改善されないキム・ミンジェ。今後、伊藤のパフォーマンス次第では控え要員降格の可能性もあるだけに、韓国のサッカーファンが不満を溜めるかもしれない。