不安に焦点を当てない

あなたが「健康でいたい」と考えたとする。不安は「病気にかかりたくない」になる。「お金が欲しい」と考えたとする。その不安は「お金のない生活をしたくない」になる。「不安」に焦点が当たりやすくなることを理解すべきである。

いま、望まない経験をしているなら、望まない何かに意識が向けられていないかチェックすることが望ましい。願望を達成させたければ、自分の思いをチェックすること。思考が人生を形づくり、感情が人生をコントロールしていることを理解すべきである。

多くの人は、人生で変化を起こすのが怖い。だから、現状の生活にしがみつく。それが、自分の幸せにつながらないと分かっていても変えることが難しいのである。

人が行動を起こすとき、必ず感情が影響する。よい感情であれば、適切な行動を取ることができ、悪い感情を抱くと適切な行動を取るのが難しくなる。自分の感情に意識を向けよう。自分の感情が変化していくのが実感できるはずである。

尾藤 克之(コラムニスト・著述家)

2年振りに22冊目の本を出版しました。

「読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)