マハンバは、アフリカのコンゴ民主共和国にあるリクアラ湖の沼地周辺に生息していると言われている巨大ワニである。非常に凶暴かつ攻撃的な性格で、イカダやカヌーを攻撃して人間を襲うこともあることから、付近の住民たちに恐れられている存在であるという。
その巨大さゆえに、固有の名前が名付けられたワニは多い。その中でも特に有名なのは、ブルンジのタンガニーカ湖に生息するナイルワニの「ギュスターヴ」だ。ギュスターヴは、イリエワニと並び世界最大級の大きさを誇るナイルワニの中でも特に大きく、その体長は6メートルを悠に超えると言われている。
これまで300人を超える犠牲者を出していると噂されるほどの殺人ワニとして恐れられており、これに基づいた『カニングキラー 殺戮の沼』という映画がリリースされたほどである。
このほか、2011年にフィリピンで捕獲され、その後2013年に死亡するまで自然公園で飼育されていたというイリエワニの「ロロン」は、体長6.17メートル、体重1.07トンを誇った巨大ワニであり、この記録は捕獲されたワニの中では過去最大としてギネス記録に認定された個体だ。
6メートルという数値ですら十分に巨大と言えるが、問題のマハンバは前記のギュスターヴやロロンの記録をはるかに凌ぐ。推測ではあるが、その体長はなんとそれらの倍以上となる12~15メートルに及ぶというのだ。
1800年代に初めて目撃されたと言われているマハンバであるが、ギュスターヴやロロンのように実在性が立証されているわけではなく、あるのは目撃情報だけに留まっている。そのため、マハンバはあくまで未確認動物、UMAとしての域を脱していないのが現状である。
そのサイズから、前記白亜紀に生息していた最大級のワニ形類である「サルコスクス」、または中生代白亜紀末期に生息し、恐竜すらも襲った史上最大級のワニとされる「デイノスクス」に匹敵すると言われており、古代ワニの子孫・生き残りがマハンバなのではないかとも考えられている(なお、デイノスクスの生息地は北米であったとされている)。
マハンバが最初に発見されたのは、1800年代であると言われている。この頃から目撃されていることを考えると、一個体が生存し続けているというよりも、そうした巨大な種が子孫を残していると見た方が自然であるのかもしれない。だが、マハンバはギュスターヴやロロンのように実在性が立証されているわけではなく、あるのは目撃情報だけに留まっている。そのため、マハンバはあくまで未確認動物、UMAとしての域を脱していないのが現状だ。
このほか、白亜紀後期に繁栄していた海生トカゲの「モササウルス」との関連性も考えられているが、やはりこれも憶測に留まっている。マハンバについては、まだまだ調査の途上であると言わざるを得ないだろう。
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文=ZENMAI(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
提供元・TOCANA
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