長い結婚生活のなかでは、パートナーに対して小さな不満を抱く瞬間もあるものです。お出かけの際、車内の空間を何度もともにしているなか、「相手の運転に対する不満」も少なからず生まれてくるでしょう。

今回は結婚生活の長い男性の方々に、「妻の運転に対して思うこと」について話を聞きました。

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無意識に車間を詰めてしまう

無意識に車間を詰めてしまう

あなたのパートナーは大丈夫?100年の恋も冷めそうなパートナーの「運転のクセ」【夫編】
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相手の運転に不安を覚えやすいポイントとして、「自分と相手の感覚が大きく異なっている」というケースが挙げられます。加速の仕方やブレーキのタイミングなど、ギャップが大きいほど不安も感じやすくなるでしょう。

結婚生活14年の男性からは、次のようなお話がありました。

「妻の運転はいつも車間距離が近めなので、助手席にはあまり乗りたくないですね。普通は前の車が急ブレーキを踏んでも、強めのブレーキで止まれるくらいの間隔を空けると思うんですけど、妻の場合は『これ、止まれるか?』と不安になる距離感なんですよ。

別に煽っているわけではなく、無意識にそうなっちゃってる感じで。そもそもの感覚が違うので、なかなか言葉だけでわかってもらうのも難しいんですよね。

たとえば『ちょっと近くない?』といっても、『別に普通じゃない?』と返され、『急ブレーキされたら止まれなくない?』といっても、『えぇー、止まれるでしょ』みたいな。

結局効果的な伝え方を見つけられないまま、15年近く経ってしまいました」(40代男性)

一般に、走行時に確保すべき車間距離は「車が止まるまでに必要な距離」とされています。

日本自動車連盟(JAF)によれば、時速40kmで走る車が停止するまでに必要な距離は約22m、時速60kmの場合には約44mと、スピードが上がるにつれて望ましい距離も増えていきます。

もちろん数値で距離を伝えられても、「走りながらではわからない」という人もいるでしょう。そうした場合には、「前の車が通過したポイントを自分の車が通るまでの時間」を目安にする方法が有効です。

この場合、一般道においては「2秒以上」、高速道路であれば「3秒以上」の間隔を空けることが望ましいとされています。

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全体的に操作がザツ

全体的に操作がザツ

あなたのパートナーは大丈夫?100年の恋も冷めそうなパートナーの「運転のクセ」【夫編】
(画像=©️lightpoet/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)

続いても、運転操作に関する不満が聞かれました。とくに夫婦のどちらかが車好きで、運転に対してコダワリがある場合には、相手の運転に対する目も厳しくなるのかもしれません。

結婚生活20年以上という男性からは、次のような声が聞かれました。

「私がMT車にずっと乗っていることもありますが、妻の運転操作は全体的に雑だなぁと感じています。アクセル操作もいわゆる『オンとオフ』のような感じなので、不要な加速が多く、おのずとブレーキの回数も増えて。

妻と私が同じ車を運転すると、平均してリッター2kmくらいは燃費が変わるイメージです。しかも、アクセルはもっと繊細に扱うものだといっても、『普通に走れてるんだからいいでしょ』と聞き流されてしまうんですよね。

一番イヤなのは片手運転ですかね。田舎なので周りにはカーブの多い道がちょくちょくあるのですが、片手のままステアリング操作だけでコントロールしようとするので、曲がっている最中に切り足したり戻したりでフラつくんですよ。

これをいっても『いちいち細かいなぁ』と苛立たれるばかりなので、二人で出かけるときは基本的に私だけが運転するようにしています」(50代男性)

繊細な力加減でアクセルを調整する技術は、たしかにスムーズな運転に欠かせないポイントでしょう。加減速の場面はもちろん、カーブにおいてもアクセルの微妙な加減によって姿勢が安定し、車内の揺れを抑えることができます。

一方で、車を「移動の足」と考えている方からすれば、そうした技術が「無用の長物」に思えてしまうのも無理はないのかもしれません。

ただそれでも、「片手運転」に関しては、通常走行時の安定感が損なわれるほか、万が一の際の回避操作に遅れが生じるため、避けてほしいところです。

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家はキレイにしたがるのに、車は…

家はキレイにしたがるのに、車は…

あなたのパートナーは大丈夫?100年の恋も冷めそうなパートナーの「運転のクセ」【夫編】
(画像=©vectorass/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)

結婚生活のすれ違いを引き起こす原因のひとつに、「衛生観念の違い」が挙げられます。夫婦間で「家をどの程度キレイにしておきたいか」が違うと、ストレスにつながってしまうでしょう。車についても、同じことがいえそうです。

結婚して8年目になるという男性は、次のように話します。

「車の運転とは違うんですけど、全体的に車の使い方が汚いことが不満です。家のなかの片付けについては細かく私に注意してくるのに、車は内外装とも汚れたまま放置で。

今はお互い車通勤で、妻がメインのミニバンを使い、私はサブの軽を使っているんですが、高い方の車に乗っていながら扱いが雑なので、なおさら釈然としないんですよね。

ドアポケットにはティッシュやマスク、コンビニのおにぎりの包装紙が捨てたまま。バッグや洋服もトランクに積みっぱなしで、夏になっても冬用のコートが丸まっています。

洗車機の使い方を教えても、今まで一度も洗ってきたことはありません。仕事帰りにちょっと立ち寄れば早いのに、結局私が休日にわざわざ車を動かすことになるんです。

職場の人とかを乗せることもあるらしいんですけど、よくこれで平気だなって。家が片付いていないのと変わらなくないですか?」(30代男性)

夫婦の間でも、「生活において何にどれだけ労力を割くか」という優先順位には差があるものです。家具やインテリアが趣味であれば、自然と家のなかをキレイに保ちたいと思うかもしれません。反対に、車に対する関心が薄ければ、ある程度汚れていても放置してしまうものなのでしょう。

このような価値観の違いについて、お互いにとって納得のできるラインを見つけていくことが、長い結婚生活において重要だといえそうです。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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