介護事業所向けに医療ソリューションを提供するドクターメイト株式会社(以下、ドクターメイト)は、スキマバイトサービス「Timee(タイミー)」の運営元である株式会社タイミーと共同で、タイミーの働き手に向けた「介護業界の基礎研修制度」の実証運用を始めました。
介護業界における人材確保の必要性
就労可能人口の減少が進み、あらゆる業界で働き手不足の声が挙がっている昨今ですが、介護業界においても例外ではないといいます。
厚生労働省によると、2040年には日本の介護業界における介護職員が57万人ほど不足すると予想されています。この現状をふまえ、ドクターメイトは今後も続くであろう高齢化社会を考えると、介護業界の職員確保は必須とも言える課題だと伝えています。
今回の共同実証運用では、厚生労働省から介護事業所が義務づけられている法定研修の内容を基に設計された基礎研修を実施する予定です。
当該実証実験は、介護人財不足解消や生産性向上のため、円滑な人材の確保、介護人材が働きやすい職場環境の促進が目的とのこと。
スキマ時間に視聴可能な研修動画形式
今回運用開始される研修は、介護の法定研修を基に作成された「研修動画」によって実施されます。
研修動画は、ステップ毎にまとめられた短い動画を、自分のタイミングに合わせて閲覧する形式。資格の有無を問わず、タイミーから介護施設での勤務を希望・登録した働き手に対して提供されるとのことです。
スキマ時間などを効率的に有効活用できる点で注目を集めている「Timee」。
研修においても、スキマ時間に視聴できるうえ、新たな終了スキルの獲得にもつながる可能性がある今回の実証実験は、ドクターメイトが掲げる「持続可能な介護のしくみを創る」というビジョン達成と、タイミーが目指す介護業界におけるスポットワークの普及活動本格化への新たな架け橋となってくれそうです。