特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会は、20歳~64歳までの会社勤務・学生の男女を対象に「相談するということの実態調査」を実施。その結果を公表しました。

同法人は、キャリアコンサルタントの資質確保活動とキャリアコンサルティングの普及啓発活動を行うことを目的として設立された団体です。

仕事関連の相談をしたことがある人は半数以下!

本調査では、これまでに仕事や働くことにまつわる悩みを他人に相談したことがある人は40.5%で、全体の半数に満たないことがわかりました。

相談したことがある相手を複数回答ありで聞くと、「家族や身内」が64.5%で最多となっています。次いで「所属している組織の上司以外の人」(35.9%)、「自分が所属する組織以外の面識のある友人」(30.8%)、「所属している組織の上司」(28.6%)と続いていることから、仕事関連の相談をする相手には身近な人を選ぶ人が多いようです。

もっとも多い相談内容は「職場内の相談」

相談したことのある内容としては(複数回答あり)、「職場内の相談(人間関係、仕事内容、処遇、労働負荷等)」が約7割(68.9%)に上りました。

ほかに相談したことのある内容としては「就職や転職、求職活動」(35.0%)、「自分の生き方や将来のこと」(29.5%)、「仕事の適性」(26.4%)が上位となっており、自身のキャリアや現在の仕事に関して誰かに相談したいという人が多いようです。

調査概要

・調査タイトル:「相談するということ」実態調査

・調査期間:2023年2月15日(水)~16日(木)

・調査対象者:20~64歳の会社勤務または学生(20~24歳、100人)の男女1,120人

・調査方法:調査会社の保有する対象者より任意に抽出し、インターネットにて回答

・エリア:全国