C400GTの車種プロフィール
C400GTは、先行して登場したC400Xに対するGT(グランドツーリング)モデルとして、2018年のEICMAで発表された。最大出力34psを誇る349.8ccの水冷単気筒OHC4バルブエンジンなど、基本構成はC400Xをベースとしながら、まったくの新規デザインで構成されていた。マキシスクーターのC650GT同様に、シートなどの要素はツーリングライドでの快適性を考慮したものになり、パッセンジャー用の足置きは、安定感の高いボードタイプが採用された。
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バイクインプレ
車両の特徴
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装備は、グリップヒーターとシートヒーター、USBソケット、ETC車載器(日本仕様のみ)。
さらにABSと、ASC(オートマチック・スタビリティ・コントロール)を搭載する。
ASCはリヤタイヤの空転を検知してトラクションを制御する機構だ。
スクーターに重要なウィンドプロテクション性能は、ライダーの上半身はぼぼスクリーンの内側に収まっており、ヘルメットのシールド上あたりまでカバーしてくれる。
長旅でライダーの疲労を軽減してくれる頼もしい装備だ。
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エンジン
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排気量は349.8cc。
水冷単気筒OHC4バルブエンジンを搭載。
最高出力は34psとなっている。
足回り
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BMWのスクーターらしく、足まわりは硬質なチューニングがほどこされて、ギャップを越えたときのショックを受け止めてくれる。
シートも硬めのウレタンが採用されており、それがスポーティーな乗り味につながっている。
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走り
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「GT」の名が示すとおり、ハンドリングはゆったりとした高級感あふれるもの。
たとえるならクルーズ船のような乗り味となっている。
コーナリングではシート入力を中心とした乗り方になるが、スラロームのような連続した切り返しもよく曲がってくれる。
クイックさはないが、旋回性に不足を感じることはない。
エンジンは力強く、CVT特有のスロットル開き始めのタイムラグこそあるものの、そこから先は鋭い加速を見せる。
排気音やメカノイズを含んだガラガラした音はBMWのスクーターに共通する部分だ。
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前後ともにブレーキの制動力は十分。
それでいながら、軽くブレーキをかけたときのコントロール性が非常に高い。
スクーターを走らせるうえで重要なのは、リヤブレーキを引きずりながらスロットルを開けることで駆動力を調整し、車体を安定させる技術である。
そうしたアクションを行う場合に、このコントローラブルなブレーキが非常に扱いやすい。
乗り味は硬めでスポーティな印象だが、スクーターという性質上、ゆったりと旅したくなる気分にもさせてくれるラグジュアリー感あふれる1台に仕上げられている。
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※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成した記事となります。