実車の雰囲気を上手く表現した温かみのある造形が◎

今回はイタリア製 TOGI 1/23トーギー アルファ・ロメオ・ジュリア・スプリントGTのご紹介です。このモデルのシャシーには、ALFA ROMEO”GIULIA G.T.”Sprint 8/65と刻印されていますので、1965年8月から製造されたようです。

1960年代のイタリアが感じとれる雰囲気が漂っているのが魅力!「アルファ・ロメオ・ジュリア・スプリントGT」【丸餅博士のヴィンテージ・ミニカー・ワールド】
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

実車は、1963年から1967年まで製造された、ジョルジェット・ジウジアーロ デザインのカロッツェリア・ベルトーネ製の美しいボディで、ジュリア・スプリントGT初期の格子型フロント・グリルのモデルです。
トーギー製ミニカーの詳しい資料はありませんが、アルファ・ロメオのプロモーション・モデルの位置づけで製作販売されていたと聞きます。

1960年代のイタリアが感じとれる雰囲気が漂っているのが魅力!「アルファ・ロメオ・ジュリア・スプリントGT」【丸餅博士のヴィンテージ・ミニカー・ワールド】
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

私は、昔から同社の独特の雰囲気を持ったミニカー作りに好感を持っていました。
現代のホビーのジャンルのミニカーに比べると、やや玩具的で、決して精密な作りではありませんが、実車の雰囲気を上手く表現した温かみのある造形が気に入っています。
また、簡素ながらバンパーやラジエターグリル、ホイール、シャシー等極力ダイキャスト製パーツで組み上げた重厚で頑丈な作りも同社の魅力の一つです。

1960年代のイタリアが感じとれる雰囲気が漂っているのが魅力!「アルファ・ロメオ・ジュリア・スプリントGT」【丸餅博士のヴィンテージ・ミニカー・ワールド】
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

ボンネット、左右ドア、トランクが開閉、シートもリクライニングし、ボンネットには簡素ながら実車の雰囲気を端的に表現したエンジンもちゃんと収まっています。開閉部分のチリのクリアランスは大きめですが、ボディとの干渉を避け、安心して開閉を楽しむことが出来ます。

1960年代のイタリアが感じとれる雰囲気が漂っているのが魅力!「アルファ・ロメオ・ジュリア・スプリントGT」【丸餅博士のヴィンテージ・ミニカー・ワールド】
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

コックピットも非常に簡素ながらダイキャスト製3本スポークステアリングやシフトノブの生え方等も実車の雰囲気を確実に捉えています。
ステアリングとは連動しませんが、フロントホイールの操舵機構とスプリングサスペンション機構も備えており、タイロッドやホイール内側のハブまで頑丈にダイキャスト製パーツで校正されています。 ひと目みて1960年代のイタリアが感じとれる雰囲気が漂ったミニカーだと思います。

文・丸餅博士(門内 文明)/提供元・CARSMEET WEB

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