佐々木大樹 写真:Getty Images

 ヴィッセル神戸所属MF佐々木大樹は9月28日開催の明治安田J1リーグ第32節で、浦和レッズ所属DFマリウス・ホイブラーテンの顔面を蹴り、イエローカードを貰った。この判定を巡り賛否含めて様々な意見が挙がっているが、マンチェスター・ユナイテッド所属MFブルーノ・フェルナンデスのUEFAヨーロッパリーグ(EL)FCポルト戦における退場シーンが比較対象となっている。

 佐々木は1-0と神戸リードで迎えた81分、ペナルティエリアで胸トラップをし、左足からシュートを放とうとする。しかし、ボールがホイブラーテンの頭に当たった直後、佐々木の左足はホイブラーテンの顔面に直撃。浦和所属センターバックが倒れると、飯田淳平主審は佐々木に対してイエローカードを提示。ホイブラーテンは一度立ち上がったものの、再びピッチに座り込んでそのまま途中交代となっている。

 この飯田主審の判定に対しては、「佐々木は退場でもおかしく無かったと思う」「飯田主審のイエローカードという判定はおかしい」といった声が挙がる一方で、「レッドには該当しないのでは?」と賛同意見も。浦和公式サイトによると、浦和のマチェイ・スコルジャ監督は「もっと処罰が大きくてもよかった」と私見をの述べた一方で、「副審やVAR(ビデオアシスタントレフェリー)のサポートもあったので、主審の判定は間違っていなかったと思う」と述べたという。

 同じような事象は、10月3日に行われたELリーグフェイズ第2節のポルト対マンチェスターUでも発生。81分、フェルナンデスがペナルティエリアでDFネウエン・ペレスと競り合った際に、フェルナンデスの右足がペレスの顔面付近に接触。主審はフェルナンデスにレッドカードを提示した。

 この接触シーンがネット上で拡散すると、Jリーグのファン・サポーターからは「Jリーグだとイエローカードで済むからいいよな」「これで退場なら、佐々木も退場じゃないと…」「ホイブラーテンがかわいそう」などと、飯田主審の判定に対する批判が再び噴出。Jリーグ審判員のレベル向上を求める声も挙がっている。