久保建英 写真:Getty Images

 レアル・ソシエダは10月3日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第2節でアンデルレヒトと対戦。日本代表MF久保建英が途中出場した一方で、現地ではアンデルレヒトサポーターの暴徒化が話題に。ソシエダ所属選手から批判の声が挙がっている。

 スペイン紙『マルカ』の報道によると、この一戦ではおよそ300人のアンデルレヒトサポーターがスタジアムへ。アウェイエリアのセキュリティー・スクリーンや一部の座席を壊したほか、1階にむかって物を投げ込み。これにより、試合が数分間にわたり中断したほか、サポーター5人が地元警察に逮捕されたという。

 またソシエダ所属MFミケル・オヤルサバルは試合後のインタビューで、アンデルレヒトサポーターの問題行動に言及。「彼らはピッチレベルにまで物を投げ込んでいた。我々は15分にもわたり試合中止を求めたが、UEFA(欧州サッカー連盟)は何もしなかった」と対応を批判したという。

 一方、アンデルレヒトは広報を通じて「一部サポーターの行為に、非常に失望している」と声明を発表。ソシエダはアンデルレヒトサポーターを非難すると同時に、UEFAに対する抗議の姿勢を打ち出している。

 なおソシエダは9月29日のバレンシア戦からスタメンを10人入れ替え。5分に先制ゴールを奪ったが、前半のうちに逆転を許すと、後半から途中出場の久保も不発。1-2とホームで勝ち点0という結果に終わっている。