アメリカのアーカンソー州に住むブレイデンくん(7歳)は、生前に一度も会ったことのない大叔父のジョン・バーカーさん(享年32歳)について、不可解な発言を繰り返していた。

 ブレイデンくんがまだ生まれていなかった2000年3月、ジョンさんは胸を撃たれて死亡。警察は殺人事件として捜査を開始したが、未解決のままとなっていた。

 ある日、家族で墓地を訪れたブレイデンくんは、ジョンさんの墓に駆け寄り、泣き崩れた。母親のモーガンさんは、「ブレイデンはジョン叔父の墓に行ったことがなかったのに、何百もある墓の中からどうしてわかったのかしら?」と、息子の不可解な行動に困惑したという。

転生した叔父からのメッセージ

 ブレイデンくんはその後も、「夢の中でジョン叔父さんと会っている」「ジョン叔父さんは背中を撃たれたんだ」などと、事件の詳細を語るようになった。ジョンさんの母親であるナンシーさんもまた、「ブレイデンが私を『ママ』と呼ぶんです。息子だけがそう呼んでいました」と語り、ブレイデンくんこそがジョンさんの生まれ変わりだと確信したという。

 ブレイデンくんの証言で特に注目すべき点は、ジョンさんが「背中を撃たれた」と主張していることだ。警察の発表では、ジョンさんは「胸を正面から撃たれた」とされており、遺体の損傷状況もそれを裏付けているように思われた。

 しかし、ジョンさんの弟であるキャリーさんは、ブレイデンくんの証言をきっかけに、ジョンさんが事件当夜に着ていたシャツを改めて調べ直した。すると、前面は大きく破れているのに対し、背中の銃弾が貫通したと思われる箇所は、小さく綺麗な穴が開いていたのだ。

殺害された叔父が7歳の甥に転生!?突然の告白と不可解な行動…犯人逮捕につながるのか
(画像=画像は「YouTube」より、『TOCANA』より 引用)

また、キャリーさんは、ブレイデンくんが「(キャリー)叔父さんと一緒に、おたまじゃくしを赤と白のクーラーボックスに入れていたよね」と話したことがあるのを覚えていた。キャリーさんは、「ブレイデンは、ジョンが殺された夜に何が起こったのかを私に知らせるために、彼として戻ってきたのだと思っています。ブレイデンは、この家族が今までに受け取った中で最も素晴らしい贈り物です」と語っている。

 これらのことから、キャリーさんもまた、ブレイデンくんの言葉が真実なのではないかと考えるようになった。