数時間から数日間の期間で、数時間単位で手軽にアルバイトができる「スポットワーク」。

「興味があるけど、実際どれくらいの頻度で働くの?」「会社員でも副業としてできるの?」などの疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。

生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングが実施した、スポットワークに関する調査結果を発表しました。

スポットワーク経験者が働く頻度は?

スポットワークを利用したことがある500人に、現在の職業を質問したところ、全体で見ると、「正社員」が半数近くを占める結果となりました。

一方、「パート・アルバイト」「無職・リタイア(休職・産休・育休・介護休含む)」といった定職につかない人の割合は合計30%未満でした。

同社は、“スポット”ワークの名の通り、本業の合間で副収入を得るために働く人が多いといいます。

続いて、スポットワークの頻度を聞くと、最多の回答は全体で「1週間に1日程度(18.2%)」でした。

年代別で比較すると、30代で最も多かった回答は「ほぼ毎日(21.4%)」という結果から、特に30代は収入アップに意欲的な様子がうかがえます。

スポットワーク経験者は、1回あたり何時間働いているのでしょうか。

全体では、5時間未満(「1時間未満」「1時間以上3時間未満」「3時間以上5時間未満」の合計)が66.4%に上り、過半数を占める結果に。

60代以上を除いて、全体・年代別ともに「3時間以上5時間未満」との回答が最も多くなっています。

勤務先選びで重視するポイントとは

調査では、これまでに実施したことがあるスポットワークの業務について尋ねると、全体の50.2%が「軽作業」と答えました。

同社は「スポットワークの性質上、レクチャーに時間がかかる複雑な業務や、専門的なスキルが必要な業務よりも、比較的単純な業務が好まれる傾向がある」と分析しています。