セルティック・パーク 写真:Getty Images

 2024/25UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の舞台で、スコットランド・プレミアシップの強豪セルティックがまたしても厳しい現実に直面した。現地10月1日、ドイツ1部のボルシア・ドルトムントとのCLアウェーでの一戦で、セルティックは1-7という大敗を喫した。

 イングランドの元プロサッカー選手ジェイソン・カンディ氏は、英国メディア『talkSPORT』で「セルティックはスコットランドおよびイギリスのサッカー界に恥をかかせている」と述べ、その無残な結果に対する失望を隠さなかった。カンディ氏は、プレミアリーグのチェルシーとトッテナム・ホットスパーの元ディフェンダーであり、現在は辛口コメンテーターとして知られている。

 特に、今回の敗戦はセルティックにとって痛恨の一撃であった。試合序盤にセルティックの日本代表FW前田大然がドルトムントの先制点に対して反撃しスコアを1-1に戻したものの、その後はドルトムントのFWカリム・アデイェミのハットトリックを含む攻撃陣に圧倒され、前半だけで5失点を喫した。

 カンディ氏はセルティックのパフォーマンスに「うんざりしている」と語り、「毎年同じパターンだ。リーグ優勝を祝っては、CLで大敗を喫するのが恒例行事だ」と指摘。

 番組の共演者で元プロサッカー選手のジェイミー・オハラ氏も、この試合に対して辛辣なコメントを寄せた。「セルティックはスコットランド国内では大きなクラブだが、欧州のトップチームと対抗できる実力はない。毎年同じ話を繰り返している」と述べ、チームの限界を示唆した。

 スコットランド国内リーグでは圧倒的な強さを見せ続けているセルティックだが、欧州の舞台で成功を収めるためには、さらなる改革が必要なのは間違いなさそうだ。