■配管が詰まる恐れが

「ネッククーラー」や「アイスリング」などと呼ばれる、輪っか状で首に付けて冷やせる冷感グッズは、今年の猛暑でも活躍。中に入った液体が18℃や28℃で固まることから、水道水などで少し冷やすだけで手軽に使用できることもあって人気となっている。

中に入っているものの多くは「PCM(Phase Change Material)」という素材で、「潜熱蓄熱材」とも呼ばれ、温度環境に応じて繰り返し熱を放出、吸収できる。

素材自体は一般的に人体に害はないとされるが、温度によって固まるという性質から、排水口に流してしまうと配管の中で固まって詰まりを起こしてしまう恐れもある。そのため、自治体によって違いはあるものの、基本的に油と同じように布や紙に染み込ませて捨てたほうがよいとされる。