帝国データバンクはサービスと飲食などを挙げていたがこちらは

倒産が多いのは、建設、製造、小売。他も金融・保険以外は軒並み倒産件数が増えている。

サービスの中で倒産しまくっているのが

宿泊、そして理美容 である。あれ?インバウンド来てるのにどうして宿泊が昨年比で5倍も倒産してるの?と思うのが普通でしょ。

インバウンドに見向きもされない地方は倒産しまくり

そこで県別を見てみる。

2024年7月の地区別件数は、9地区のうち、8地区で前年同月を上回った。近畿261件(前年同月比50.8%増)が、2022年12月より20カ月連続で前年同月を上回った。このほか、中国53件(同76.6%増)が15カ月連続、九州91件(同35.8%増)が9カ月連続、北海道34件(同41.6%増)が4カ月連続、東北54件(同35.0%増)と中部128件(同30.6%増)、北陸17件(同30.7%増)、四国17件(同13.3%増)が2カ月ぶりに、それぞれ前年同月を上回った。関東は前年同月と同件数の298件だった。北海道、中部、近畿、中国、九州の5地区は、今年最多の件数だった。

関東は変わらず中国、北海道がヤバい

という結論である。

ではインバウンドはどこに来ているの?

分かりやすい表で見てみる。

人気の都道府県が関東圏、関西圏にまとまっている。千葉県は成田があるからだろうが、北海道は恐らくニセコや小樽や函館に集中している。九州も福岡に一点集中・・・・・

何度も書いているが

このようにインバウンドの消費は完全に日本経済を牽引しているが、それでもまだ地方の人口減少を埋めるにはとうてい足りないのだ。世界一の観光立国であるフランスは人口比でいうなら日本の3倍の観光客が来ている。

「オーバーツーリズムだ」「もうインバウンドは要らない」という人は視野が狭いだけ。インバウンドで潤っているのは東阪と北海道の一部くらいで、ほかの地区は人口減少を埋めるほどどころか全く足りないわけです。