4月9日よりファミリーマートと日清のコラボ商品「どん兵衛 天ぷらむすび」が復活して販売されている。東日本と西日本で味が変わるこちら、今回は西日本版を実食。同じく地域で味が異なる本家の「どん兵衛 天ぷらそば」と食べ比べながら、その再現度に迫ってみよう。
わゆる天むすとは全く違う天ぷらむすびの新境地
早速パッケージに記された文言に従い、どん兵衛 天ぷらむすびをレンジで温めて準備OK。本家どん兵衛もお湯を入れて3分待ち、後乗せの天ぷらを浮かべた。まずは、おむすびの封を開けて香りから確かめてみよう。ほうほう、記憶の中のどん兵衛とはかなり近い気がする。
そこで本物のどん兵衛もクンクンして比べてみると、「ほぼ一緒やんかー!」。こういったコラボ企画で、何となく似せてはいるけど何かが違う、みたいな結果が多いように感じるが、こいつはさすが日清さんのコラボ商品といったところか。醤油出汁の香りにうっすらと重なる天ぷら感まできちっと再現されている。これはすごい。
お次は、天ぷらちょっととおむすびのご飯部分をパクリ。炊き込みご飯とはまた違う、若干甘い出汁の味わいが口に広がる。パッケージの注意事項に「麺は入っておりません」と書かれてある通り、もちろんそばの姿はないが、これも記憶の中のどん兵衛とほぼ一緒の味わいだ。
ということで、やはりどん兵衛のそばをズルルルっと啜ってみると、流石にこれはちょいと別物。香り同様、食べた後の風味はかなり近いが、そりゃご飯とそばだもの、違って当然。そばは空気を含みながらいただく分、味に柔らかさと膨らみを感じるのに対し、おむすびはダイレクトに出汁の味が伝わってくる。惜しい。
最後に天ぷら部分を比較。天ぷらむすびの方は、レンジでチンしたこともあってフワフワと柔らかい。海老の風味と玉ねぎの食感が楽しめ、おむすびとしてのクオリティーの高さを見せつけられた。では、本家どん兵衛の後乗せ天ぷらをいただいてみると、「こりゃ当たり前だけど全然ちがーう!」。どん兵衛の天ぷらは、汁につかっていないサクサク食感と、汁を吸ったジュンワリ食感、この二つが同時に楽しめるのが魅力。それをおむすびで表現するのは確かに不可能だ。でも、おいしいんだから無問題でしょう。
というわけで、このどん兵衛 天ぷらむすび、香りや風味、なんなら味わいまで最高レベルの再現度であることが分かった。あと、普通においしいです。そもそも、おむすびとそばを実際に食べて比較するのは無理がある、と少々反省した昼下がりでした。(エフェクト・山葉のぶゆき)
提供元・BCN+R
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