2023年、メキシコシティで開催されたUFOについての正式な議会公聴会にて、UFO研究家のハイメ・マウサン氏がエイリアンの遺体2体と主張するものを発表。世界的に注目を集めた。

 このエイリアンの遺体は2017年にペルーの都市パルパとナスカの間で埋葬されている状態で発見されたもので、分析によれば「地球由来のものではない、未知の」DNAが含まれているとのことだった。

 彼の主張は大きな論争と議論を巻き起こし、専門家たちは「エイリアン」は単なる人間のミイラを加工したものに過ぎないと考えられるとして、彼を非難した。

 しかしそれでも、マウサン氏の「エイリアン」にまつわる謎が消えた訳ではない。4月には別のエイリアンのミイラとされるものが提示され、法医学的分析がなされた。その結果、ミイラから検出された指紋から奇妙な事実が明らかになったのである。

 エイリアンの指紋は元コロラド州の検事で、現在は弁護人のジョシュア・マクダウェル氏が調べたもの。彼は”マリア “と呼ばれるエイリアンの遺体の指紋は既知の人間の指紋パターンとは一致しないと主張しているのだ。

「指の指紋にも足の指の指紋にも、ループや渦巻きは見られませんでした。私は元検察官です。 たくさんの指紋を見てきましたが、”マリア “の指紋は古典的な人間の指紋と一致しなかった」と、彼は指紋の分析結果についてMail Online紙に語っている。

 しかし、だからといってこのミイラがエイリアンであるとは限らないとマクダウェル氏は述べる。 「指紋についてはもしかしたら、彼女の皮膚の保存状態と関係があるかもしれません」とマクダウェル氏。いずれにせよ奇妙な分析結果であることは間違いないので、今後のさらなる調査結果にも期待したいところだ。

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【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

文=飯山俊樹(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

提供元・TOCANA

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