皆さんこんにちは、タイ在住で旅作家、写真家、ユーチューバーの大里康正です。
タイのパタヤビーチは世界的に知られる有名観光地です。そのパタヤの中心地から約20kmとほんの少し移動するだけで、タイでは珍しい130mもある巨大な大仏の壁画「ワット・カオシーチャン」に行くことができます。
山の斜面に描かれた黄金の仏は圧巻の迫力!仏像が主なタイにおいて、壁画はなかなか見かけない存在であり、パタヤで価値あるパワースポット!
壁画観光を終えたら道路の反対側、駐車場に並んでいるタイ料理の店で美味しい食べ物はいかがでしょうか。ワット・カオシーチャンはパタヤ観光で外せないユニークな場所で必見です!
ワット・カオシーチャン壁画大仏とは?
<巨大壁画の成り立ち>
最初に壁画の歴史について触れます。巨大な姿を黄金色で描かれている「カオシーチャン(カオチーチャン)」大仏壁画は、どのような経緯で作られたのでしょうか。
タイはタイ王国の名の通り、王制が敷かれている国です。現在の王はワチラーロンコーン王(ラーマ10世)です。その父親であるプーミポン・アドゥンヤデート(ラーマ9世)の在位50周年を記念し1996年に作られたものなのです。
当初は岩肌を削って仏像の建立が計画されていましたが、シーチャン山の斜面に線画で130mという巨大さで描かれることに変更されました。
その後、大迫力の壁画は世界的にも知られる観光地になり、世界各国からツアーなどで多くの観光客が集まる必見の名勝地になったのです!
前面に広がる庭園
<庭園左側は散策が可能>
壁画の手前は広い庭園になっています。様々な草花が咲き誇り、静かに水を湛える池とのコントラストも魅力の1つといえるでしょう。
池の左側に進み石畳を上がって行くと、壁画のかなり近くまで行くことができます。手前にある美しい花々の向こうに見える黄金の仏陀。タイ人の信仰心が感じられる空間といえるかもしれません。
なお、タイで注意すべきことに熱中症があげられます。薄曇りの日であっても水分補給をこまめにおこない、日がさしているときは帽子などで日差しを避けることをお忘れなく。
信仰の証、仏像の金箔
< タイでは仏像に金箔を貼る>
壁画とこの後紹介する駐車場の間に本堂があります。そこには仏陀の座像があり、多くのタイ人が次々と金箔を貼っていく様子を見ることができるでしょう。
なぜ、仏像に金箔を貼るのでしょうか?それは行為そのものが徳を積むことだと考えられているからです。このようにワット・カオシーチャンはあくまでも信仰の場。日本とは違う宗教観、そして歴史と文化があるので、くれぐれも壁画付近での飲食等をしない、大声を出さないなど、節度ある行動を心掛けたいものです。
おいしいタイ料理も外せない
<駐車場に並ぶタイ料理とお土産店でひと休み>
巨大壁画の反対側は広い駐車場になっていますが、そちらでは飲食が可能です。多くの食堂が並んでいますので、気に入った店でひと休みしてはいかがでしょうか。
味はタイの伝統的なものが多く、店頭に並ぶ写真を見て、その中から選んでみてください。
また、お土産店もあることから、ワット・カオシーチャン観光の思い出にいかがでしょうか?
なお、こちらの通りに設置されているトイレは、1回5バーツと有料になっています。またトイレはワット・カオシーチャンの絶景ポイントという場所付近にもあり、そちらも利用することができます。
ワット・カオシーチャンへの行き方
<パタヤ市内からのおすすめの移動方法>
バンコクからパタヤまでは数多くのバスがあり交通手段に困ることはないでしょう。
例えばスワンナプーム空港からはバス専用の窓口があり、PATTAYAと英語表示があるので、そちらでチケットを購入できます。所要時間は約2時間です。
パタヤ市内からは、タクシーなどで移動することになります。パタヤ中心部から車で約30分ですが、おすすめの移動方法は観光名物三輪タクシーのトゥクトゥクではなく、快適なエアコンがある一般のタクシーです。
お土産品などを購入しても十分に積み込めるうえに、トゥクトゥクだと日差しや風が強い場合、また急な雨になったらかなり面倒なことになるからです。
特にタイの雨は日本でいうゲリラ豪雨型なので、短時間でも大変なことになるかもしれません。注意が必要です。
まとめ
いかがでしたか?タイでパタヤ観光は経験があるけど、「ワット・カオシーチャン」はまだ知らないという人も多いのではないでしょうか。
ぜひ、この機会にタイでは珍しい巨大な黄金の仏像壁画観光で、ユニークで素敵な時間を過ごしてみてください。
ワット・カオシーチャン
住所:Soi Khao Chi Chan, Tambon Na Chom Thian, Amphoe Sattahip, Chang Wat Chon Buri 20250
アクセス:バンコクからパタヤ行きバス約2時間、パタヤ市内からタクシーやタクシーを利用し約30分
営業時間:8:00~18:00
入場料:無料
文・写真・大里康正/提供元・たびこふれ
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