パク・ミンギュ(FCソウル所属時)写真:Getty Images

 北海道コンサドーレ札幌所属DFパク・ミンギュは、10月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選に向けての韓国代表に招集。本人が札幌加入後に抱いた不安や、代表戦にむけての意気込みを語っている。

 サイドバックやボランチなど、複数ポジションをこなすパク・ミンギュは、J1複数クラブからの関心が報じられるなか、2024年7月に韓国1部・水原FCから札幌へ完全移籍。8月10日のアビスパ福岡戦からリーグ戦7試合つづけてスタメン出場しており、チームも直近のリーグ戦7試合で4勝2分1敗と巻き返しに成功。ファン・サポーターからは、同選手に対する称賛の声が相次いでいる。

 新天地で存在感を発揮しているパク・ミンギュだが、10月の最終予選で約2年ぶりとなる韓国代表のメンバー入りでも話題に。韓国紙『中央日報』によると、本人は9月28日のJ1第32節・京都サンガ戦後に、以下のように語ったという。

 「パウロ・ベント監督のもとで4度代表に選ばれたが、試合に出られなかった。他の選手からコンディションの調整方法や代表チームにフィットするようなプレースタイルを学んだ。あの時は代表に選ばれただけで嬉しかったが、今は違う。何よりも必死さがある」

 「日本に来てから、現地メディアが報じる韓国サッカーのニュースに注目するようになった。海外(日本)で韓国代表を巡る騒動を聞いて、ますます心配になってきたんだ。いち選手として自分にできることは、韓国代表に貢献すること。チャンスを待っているよ」

 韓国代表や同国のサッカー事情に関する日本メディアの報道に不安を覚えているというパク・ミンギュ。「自分のために、韓国サッカーのために、パーフェクトなプレーをする準備はできている」と、自信を前面に押し出している。