8月も終わりに近づくと朝晩は幾分涼しさを感じるようになってきた。今回は8月下旬、木曽川(愛知県愛西市・立田上流)の夜釣りだ。朝晩の涼しさで水温が下がったことによる魚の活性アップを期待しての釣行、週末の台風に向けて川の状況確認も兼ねている。ターゲットを決めているわけではなく、仕事上がりののんびり釣行だ。
●愛知県のリアルタイム天気&風波情報
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・桑山卓久)
木曽川で夜のブッコミ釣行
釣行当日は、午後8時に仕事を切り上げて立田上流へ向かう。ターゲットは決めていないが、このポイントの夜のブッコミ釣りはセイゴやウナギとなる。
到着すると釣り場は貸し切り状態。1時間後に上げの時合いが控えているため早速準備に取りかかった。
当日の道具立ては、投げザオ4.2mに5000クラスのリール(ナイロン5号150m)、中通しテンビンにスパイクオモリ30号、岬オリジナル仕掛け(セイゴバリ15号)。
サオは2本用意し、エサはアオイソメを使用する。セイゴとウナギ兼用のタックルだ。
セイゴ30cm登場
沖の流芯に近い沈所絡みのポイントを狙う。長潮ということで沖の流れはいつもより緩やかだが、前週より水温が数度下がったことで以前ほど潮通しを意識する必要はない。そのため1本は沈所脇のヨレ込み、もう1本は流れの緩さを考慮して沈所沖の流芯に向かって仕掛けを投入した。
15分ほどで沖めのサオ先に何度もたたく軽快なアタリが出た。アワセを入れると手元に少しの重量感。上がってきたのは元気いっぱいのセイゴ30cmほど。幸いハリはのみ込まれていなかったので、今後の成長を祈って川へお帰りいただいた。
沈所脇は時折つつくようなアタリはあるが、本アタリへの発展はない。仕掛けを上げるとハリの軸の部分を残してエサがなくなっていた。今年は例年以上にマハゼの魚影が濃いため、普段はほとんどアタらない夜もポイント次第ではエサ取りの原因となっている。けれどこれだけではエサ取りかウナギか判断できないため、もう少し様子を見ることにした。