マンチェスター・シティからの関心が報じられているセルティック所属FW古橋亨梧。10月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選での日本代表招集は微妙とみられるが、2日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ボルシア・ドルトムント戦のパフォーマンス次第では、ステップアップ移籍の可能性が高まるかもしれない。
現在29歳の同選手は、2021年夏にヴィッセル神戸からセルティックへ完全移籍。海外挑戦1年目から絶対的ストライカーとして活躍し、2022/23シーズンにはアンジェ・ポステコグルー前監督のもとで30ゴール以上を挙げ、リーグ連覇の立役者となっていた。
ブレンダン・ロジャーズ監督就任以降は、一時スタメン落ちを経験したが、今季はここまでリーグ戦6試合で3ゴール2アシストと、再び本来のパフォーマンスを発揮。9月28日のスコットランド1部リーグ戦では2ゴール1アシストを挙げ、チームの勝利に大きく貢献している。
そんな古橋には、FW前田大然らとともにCLドルトムント戦でスタメン出場する可能性が。ビッグクラブとの直接対決で結果を残せば、ドルトムント幹部であるスヴェン・ミスリンタット氏のリストに入る可能性も考えられる。
以前から“日本人通”のスカウトとして知られているミスリンタット氏は、かつてMF香川真司(現セレッソ大阪)のドルトムント移籍を手掛けたほか、VfBシュツットガルト幹部時代にはMF遠藤航(現リバプール)やDF伊藤洋輝(現バイエルン・ミュンヘン)の獲得に成功。オランダ1部アヤックスの幹部として、2023年夏に伊藤の獲得を試みるなど、日本人選手への評価が極めて高い。
2024年5月にドルトムントへ復帰したミスリンタット氏については、ドイツメディア『RUHR24』は同年7月に「ミスリンタットがスタッド・ランス所属の日本代表FW中村敬斗(現スタッド・ランス)を評価」とリポート。VfBシュツットガルト幹部時代に同選手の獲得に失敗したことも報じている。