カナダ政府が、昨年ユーコン準州上空で撃墜された未確認飛行物体の画像を公開したとして注目を集めている。
『CTVNews』によれば、この画像はカナダ国防総省から情報公開法(Freedom of Information Act)により入手に成功した匿名の人物からの提供とのこと。 UFOの真下から撮影されたと思われるこの写真には、Cの字を反転させたような白い物体が写っている。
この奇妙な円筒形の物体は2023年2月に北米大陸上空を横断した中国の高高度気球の撃墜に続く、墜落した未確認飛行物体数機のうちの1機とのこと。ユーコン州のUFOも気球であったと考えられているが、撃墜された後は軍によって回収されたとの報道もなく、以来謎に包まれたままであった。
この画像の公開を受けて、カナダ国防省はこの写真が「公開される可能性」について話し合った関係者間での電子メールを公開。カナダ国防軍のソーシャルメディアアカウントで共有されたメールの中には、「UFOが公式に『良性』と説明されているにもかかわらず、この写真を共有することは投稿に付随する説明の内容がどのようなものであれ、より多くの疑問/混乱を引き起こすかもしれない」と提起する内容が記されていた。
そして驚くべきことに、”係争中のアメリカとの関係 “に配慮してこの画像を公開しないことが最終的に決定された旨も書かれていた。結果として、この写真は今日まで日の目を見ることはなかったのである。
果たしてカナダ政府がそこまでして隠蔽したかったUFOの正体は何だったのか。本当に気球だったのか。消息不明となっている撃墜後の残骸の所在も含め、今後の動きが気になるところだ。
文=飯山俊樹(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
提供元・TOCANA
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