お墓・葬儀・終活などに関する商品・サービスを提供する株式会社ニチリョク(以下、ニチリョク)は、春と秋の彼岸の入りの日を「家族と終活を話し合う日」の記念日として制定。一般社団法人日本記念日協会から正式に認定を受けました。

また、全国の65歳以上の500人を対象とした「全国統一終活テスト」を実施し、その結果を『終活白書2024』として、公開しています。

春・秋の彼岸の入りの日を「家族と終活を話し合う日」に制定

ニチリョクは、近年「終活」の必要性は広く認知されているものの、家族間での話し合いが十分におこなわれているケースは少なく、いざという時に混乱を招くことがしばしばあるのが実情だと指摘。

「終活」は個人単位で考えるものではなく、家族や大切な人を巻き込んでいくことが大切だといい、年2回家族が集まるお彼岸のタイミングに着目して「家族と終活を話し合う日」として制定したそうです。

65歳以上の終活の実践状況を調査

ニチリョクが全国の65歳以上の500人を対象におこなったという「全国統一終活テスト」では、終活の実践状況や知識をたずねています。

まずは終活の実践状況について、財産管理や医療・介護の希望、葬儀・お墓の手配、家族とのコミュニケーションなど合計25項目の質問表で回答してもらうと、25点満点中で平均12点という結果になりました。

葬儀や生活に関する準備は進んでいる一方、法律や書面に関する準備が遅れているといいます。

遺言状を作成したという人はごくわずか

遺言状に関する質問では「作成している」と回答したのはわずか20%だといい、ほとんどの回答者は遺言状の作成に着手していないことが明らかになっています。

また、「遺言書の修正や更新を行っているか?」という質問に「している」と答えたのは11%、「遺言書の保管場所を家族に知らせているか?」と聞いたところ「知らせている」のは17%で、遺言状に関する取り組みがとくに遅れていることが課題だと伝えています。