ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手は先日、MLB(メジャーリーグ)で史上初となる「50-50」(50HR50盗塁)を達成したことで話題に。FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)やFWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)、FWキリアン・ムバッペ(レアル・マドリード)らを抑えて世界1位の記録を打ち立てたが、韓国メディアは大谷翔平人気に異論を唱えている。
9月21日から28日までの全世界を対象としたGoogle検索ランキングでは、大谷が「50-50」を達成してから2日後の21日をはじめ、2度にわたり1億回近く検索されたタイミングが。検索平均でロナウドをわずかに上回ったが、野球選手がメッシやロナウドといったサッカー界のスター選手を抑えて1位に立つのは、滅多にないという。
また日本、アメリカ、韓国といった野球人気の高い国では、「大谷翔平」の検索ランキングが1位であるが、イギリス、ブラジル、スペインでもトップ10にランクイン。同選手の偉業はサッカー人気の高い国々でもクローズアップされたとみられる。
一方で韓国メディア『マニアタイムズ』は25日、日本での大谷翔平人気について「日本、アメリカ、韓国のみで騒がれている」とした上で、「大谷はサッカー選手ではないので、全世界で有名なスーパースターではない」とバッサリ。「メッシやロナウドを超えられる存在にはならない」と皮肉を交えながら指摘したが、Googleの検索順位が同メディアの論調を覆した格好だ。
日本ではカタールW杯でのドイツ、スペイン撃破やWBCでの優勝など、日本代表が快挙を成し遂げる度に“野球・サッカー論争”が勃発。連日にわたり報じられる大谷の偉業や、Google検索で全世界1位という話題に「サッカーファンは息しているのか?」「あの界隈は何も反論できないだろ」といった揶揄も飛び交っている。