チェルシー(イングランド1部)を率いるエンツォ・マレスカ監督が、今夏にU-20イングランド代表カーニー・チュクエメカに退団を促していたことを明かした。
下部組織から育ったアストン・ビラ(イングランド1部)でプロキャリアをスタートさせたチュクエメカは、2022年夏にチェルシーへ移籍。ダイナミックな推進力あるプレーが魅力的なボックス・トゥ・ボックス型のセントラルMFで昨季は負傷離脱などもあり、プレミアリーグ9試合の出場にとどまった。
そのチュクエメカには今夏にミラン(イタリア1部)などが関心を示していたが、最終的に残留。しかし、プレミアリーグではベンチ外の状況が続いており、今季の出場はカラバオ・カップでの14分間のみとなっている状況だ。
そのなかで、マレスカ監督はチュクエメカに関して「彼はとても良い選手だが、我々の選手数からすれば、シーズン開幕時に退団する方が良いと判断した。ここにいて試合数が減るよりも、35試合に出場してほしかった」と述べ、今夏の退団を促していたことを明かした。
なお、今夏もポルトガル代表FWジョアン・フェリックスや同国代表FWペドロ・ネト、イングランド代表MDジェイドン・サンチョなどを獲得したチェルシーは、ここまでのプレミアリーグ6試合消化時点で4位に位置。直近のブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン(イングランド1部)戦ではイングランド代表MFコール・パーマーが前半だけで4ゴールを記録する活躍を見せて4-2で勝利し、3連勝を達成している。