UAP研究に新たな視点をもたらす挑戦的な論文

 2024年6月、ハーバード大学とモンタナ大学の研究者らが発表した論文が、未確認異常現象(UAP)研究の分野に波紋を投げかけている。「地球外生命体仮説:未確認異常現象の地球起源の説明に対する科学的開放性の必要性」と題されたこの論文は、従来のUAP説明とは一線を画す新しい仮説を提示した。

 研究チームは、UAPの背後に存在する可能性のある存在として、地球上で人類とは別に進化した知的生命体や、人類よりも古い高度な文明、さらには未来からやってきた人類の子孫などを挙げている。これらの存在が地球の内部や海底に隠れ住んでいる可能性も示唆している。さらに興味深いことに、神学的な観点から「地上の天使」という概念まで言及している。この大胆な仮説は、多くの注目を集めると同時に、批判的な声も上がっている。