心霊体験をした芸能人というのは珍しくない。それは大御所ビートたけしであっても変わらない。これまで、彼が遭遇したという心霊体験はいくつもあるようだ。
ある時、彼がロサンゼルスの高級ホテルに泊まった時のこと、一番良い部屋を用意されたということであったが、部屋に入ってみると壁が塗り替えられている痕跡があり「変だな」とすぐに違和感を覚えたという。気にしないようにしようとリビングルームで座ってくつろいでいると、今度は体がどんどん苦しくなってきた。長旅の疲れかと思いベッドルームに移って横になると、グワングワンと変な音がし始めた。
「これは部屋がおかしい」と察した彼は、当時のマネージャーに頼んで部屋を交換して欲しいと申し出て、今度はその部屋にマネージャーが入ることとなった。しばらくすると、彼の部屋のドアを激しく叩きながら、『開けてください!』と叫ぶマネージャーがやってきた。部屋に入るや否や「あの部屋ダメです」と青ざめた顔で語ったという。のちにこのホテルは、かつてアメリカの俳優・コメディアンであったジョン・ベルーシが客室で死亡したホテルであったらしく、ビートたけしはあの奇妙な部屋こそがジョン・ベルーシの亡くなった部屋だと考えたのだという。
この他にも、大阪の千日前デパートと並んで心霊スポットと囁かれているオリエンタルホテルなどでも幽霊を目撃したというような噂があり、サイパンの高級ホテルに皆で宿泊した際は日本兵の足跡が一晩中響いていたのを聞いたといった話もある。
最も伝説として語られているのは、かつて彼が住んでいたアパートに幽霊が出て、しかもそれが原因で収録に遅刻したといういわゆる「お化け騒動」だ。
1980年代前半、『オレたちひょうきん族』が放送されていた時期のこと、当時彼は四谷のアパートに居住していたようであるが、そこは窓を開けると墓場になっている不気味な雰囲気のアパートであったという。たけし軍団の一員であるつまみ枝豆も、その部屋で突然足をつかまれた体験をしたそうだが、その時は部屋を借り始めたばかりだったということからビートたけしには黙っていたのだという。しかし、一方の彼は毎晩のようにバチバチとラップ音のようなものが夜通し聞こえてくることから、寝られない日々を過ごしていたそうだ。
ある時、とある収録現場にいたタモリがスタッフとリハーサルをしていると、ゲストでも何でもないビートたけしが突然現れ、タモリがどうしたのか聞くと一言「お化けが出た」と言ってきたのだという。どうやら、これは『ひょうきん族』の収録を「お化けが出た」という理由で休んだ当日の出来事であったらしい。
このエピソードは、『笑っていいとも!』最終回のテレホンショッキングにてビートたけしとのトークの中で語られたが、「本当に出たの?」という問いに対して彼は「なんにも見てない」と答えた。遅刻や休みたい時の言い訳にすぎなかったのではないかというコメントは多いが、つまみ枝豆はこの時の話については「実際に見ている」と断言している節もあり、実際彼から「爺さんが座ってる」といった話も耳にしていたという。結果、四谷のアパートは1ヶ月ほどで引っ越してしまったそうだ。
テレホンショッキングでタモリの前で「なんにも見てない」と発言したのも、公的にはギャグの一環として扱い実際に見たとあえて言わないスタンスを貫いた結果の答えであるのかもしれない。
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文=黒蠍けいすけ(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
提供元・TOCANA
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