オランダ1部フェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世。現地時間9月22日のエールディビジ第6節NACブレダ戦(2-0)で、主力のFWサンティアゴ・ヒメネスが負傷したことにより途中出場すると今シーズン初ゴールを決めた。
昨2023/24シーズンはリーグ戦25ゴール、今2024/25シーズンは開幕から2ゴールをあげているエースのヒメネスは、この負傷により長期間の離脱を余儀なくされた。地元メディアでは、ヒメネスの代わりとしての期待を込めて上田が大注目されている。
フェイエノールトの地元専門メディアでは「これから上田が900万ユーロ(約14億円)の価値があるかどうかわかる」と題した特集記事を展開し、読者から800件以上のリプライがあり話題に。
オランダの著名な日刊新聞『Algemeen Dagblad』記者ヨハン・イナン氏は上田について「昨2023/24シーズン、フェイエノールトの監督だったアルネ・スロット(現リバプール監督)は、もし上田がヒメネスと同じだけの出場時間を得れば、同じくらいのゴールを決めるだろうと言っていた。上田はフェイエノールトにとって欠けていたピースかもしれない」と評価。
一方で同氏は「上田は非常に控えめに見えるので、その遠慮を今は捨てる必要がある。日本代表として良い成績を収めているが、それは主にアジアの弱小国との試合によるものだ」と語った。
上田はこれからの数か月間、その実力を証明する絶好の機会となりそうだ。